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山田涼介、30歳迎え役者業に感じる醍醐味「うまくいかなかったときほど面白い」

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Hey! Say! JUMP・山田涼介
Hey! Say! JUMP・山田涼介 クランクイン! 写真:上野留加

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山田涼介

Hey! Say! JUMP

 今年30歳を迎えたHey! Say! JUMPの山田涼介が、役者としても充実のときを迎えている。“絶対的王様”の御曹司役を演じたドラマ『王様に捧ぐ薬指』(TBS系)で視聴者をときめかせたと思いきや、映画『BAD LANDS バッド・ランズ』では純真無垢なサイコパスを演じて、危険な魅力を放っている。「役者としての自信は今も持てない」とも明かしつつ、「すべてが順調にいくよりも、うまくいかなかったなというときほど面白い」と不屈の精神で歩みを進めている山田が、役者業に感じている醍醐味(だいごみ)や、「山田涼介を応援してくれる方がいる限りは、表舞台に立っていたい」と自身の原動力までを語った。

【写真】山田涼介、“サイコパス”だけどキュートなジョー役を熱演

■自称サイコパスのジョー役「新しい山田涼介を感じてほしい」

 作家・黒川博行による小説を、『検察側の罪人』や『関ケ原』などを手掛けてきた原田眞人監督が安藤サクラを主演に迎えて映画化した本作。特殊詐欺に加担するネリ(安藤)と弟のジョー(山田)が、思いがけず億を超える大金を手にしてしまい、襲いかかる様々な巨悪から逃れようとする姿を描く。何が嘘で何が真実なのか、個性豊かなキャラクターが続々と登場する中、予想もつかない領域へと踏み込んでいくスリリングなストーリーが展開する。

 原田監督とは、山田が減量にも挑みつつ沖田総司の壮絶な生き様を体現した映画『燃えよ剣』以来2度目のタッグとなった。今回は原田監督から「沖田総司が現代によみがえったらこうなるのではないかというコンセプトのもと、山田涼介に参加してもらった」とのラブコールを受けて、ジョー役に抜てきされた。山田は「原田監督の現場は、とても刺激的。毎日が『原田監督の期待に応えられるか』という勝負のようでもあって。いい緊張感の中で役を生きることができる」と切り出し、「原田監督は僕が持っている魅力を、最大限に活かしてくれる方だなと思っています。いつも、僕が知らない僕を引き出してくれる。大好きな監督です」とにっこり。「これからも原田監督にお声がけいただいたら、どんな役でも挑戦していきたい」と並々ならぬ信頼を寄せる。

 原田監督も同じように山田を信頼して、ジョーという難役を彼に託した。ジョーは、姉のネリが大好きで「ネリ姉」と彼女に引っ付きながらも、笑顔で人を殺してしまうような恐ろしい一面を持っている。

(C)2023「BAD LANDS」製作委員会
 山田は「ジョーは自分のことを“サイコパス”と言っているんですが、先日安藤(サクラ)さんと話していたところ、『アイツはただのアホだ』という結果に至りまして(笑)。お茶目でアホで、キュートな奴」とジョーに愛情を傾けながら、「邪魔だと思ったら、まるでゴミを出すような感覚で人を殺してしまうような、善悪の区別がつかない人。そんなジョーにとって、ネリ姉は唯一の光なんです」と分析。「残忍さと愛らしさを持ち合わせているジョーから、新しい山田涼介を感じていただけたらうれしいです」と願いを込める。

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■30歳を迎え「自分の歩んできた道は、間違いじゃなかった」と実感

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