乃木坂46・久保史緒里、女優として挑戦の日々に思う“3期生がグループのためにできること”
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――久保さんが作品に向けた「素直にいい子で生きることが全てじゃないと、新宿の地に教えてもらえた気がします」というコメントが印象的でした。
久保:例えば、受験をして良い大学に行って...というような人生を選択するのも1つの道だと思うんですが、私には絢香は自分の生きたいように生きていたように見えました。大人に提示された“正解の道”もあったはずだけど、そこに従わなかった。あくまで自分が生きたい道を生きていたことが、自分にはすごく格好良く、勇者のようにも見えたんです。私も中学校の時に東京に来るという決断をしましたが、きっとこの先の人生で何か選択を迫られる時が来るかもしれません。生きたい道を生きた絢香の人生は幸せだったんだろうなと思ったんです。
――久保さんはこれまで、いわゆる“正解の道”を選ぶことが多かったのでしょうか。
久保:そうかもしれません。受験の際には進学校に進もうとしていましたし、「自分が何をやりたいか」という明確なものはなくて、「とりあえず勉強しなきゃ」と毎日を過ごしていました。でも「乃木坂46に入ること」が本当に自分がやりたいことになって、受験をやめて乃木坂46に入った。親は進学校に進んでほしかったと思うけど、私は1人で東京に来る道を選んだので、そういう意味では絢香に似ているところがあるかもしれません。
――安定した道ではなかったかもしれませんね。
久保:やっぱり波もあるし、この先どうなるかなんて分からなかったけど、とりあえず東京に飛び込んでみたんです。絢香の飛び込む先は、きっと歌舞伎町だったんですよね。その違いだけなのかもしれません。