矢田亜希子、バラエティでの飾らない素顔が人気「20代、30代よりも今が一番楽しい」
1月19日にスタートするドラマ『しょうもない僕らの恋愛論』(読売テレビ・日本テレビ系/毎週木曜23時59分)で、長年一人の男性に片思いをしている女性の葛藤を体現する矢田亜希子。40代に突入し、女優として幅を広げながら、近年はバラエティ番組で見せる飾らない素顔も人気を集めている。「20代、30代よりも今が一番楽しい。50代も楽しみで仕方がない」と輝くような笑顔で語る矢田が、充実感に満ちあふれる今の気持ちを語った。
【写真】現在44歳! さらに美しさに磨きのかかった矢田亜希子
■「絵里はとてもピュアな女性」役柄への愛情を吐露
「冬物語」などを手掛けた恋愛作品の名手・原秀則による同名コミックス(小学館ビッグコミックス)をドラマ化した本作。眞島秀和演じる40代の独身デザイナー・拓郎が、2人の女性との交流を通じて、人生と恋、そして過去にやり残した思いと向き合っていく姿をつづる人間ドラマだ。矢田が演じているのは、学生時代から拓郎に密かに想いを寄せている絵里。
「すごくリアルな人間ドラマだと思いました」と脚本を読んだ感想を語った矢田は、「絵里はバリバリと仕事をこなす、自立したかっこいい女性なんですが、初恋の人である拓郎さんを20年以上もずっと想い続けている。20年って、すごくないですか?」とにっこり。「初恋って、キラキラとした映画のワンシーンのようなもの。絵里の場合は、初恋の人がずっと近くにいるからこそ、彼を忘れることができないんですよね。いつまでもキラキラした恋心を抱いている絵里は、とてもピュアだなと感じています」と役柄への愛情をにじませる。
ドラマ『しょうもない僕らの恋愛論』第1話場面写真 (C)原秀則/小学館/ytv
拓郎役の眞島とは、撮影の合間に「たくさんお話をしている」のだとか。「私の勝手なイメージで、物静かな方なのかなと思っていたんです。そうしたら全然そんなことはなくて!」とほほ笑みながら、「いつも他愛もない話をしています」と和やかな雰囲気で撮影が進んでいるという。また、拓郎が過去に好きだった女性の娘、くるみ役を中田青渚が演じているが、くるみが制服姿でさっそうと拓郎と絵里の前に現れることから、矢田は「中田さんは実際は23歳だそうですが、しっかりと高校生役を演じていらっしゃいますよね。すごいなあと思って」と感心。「私はリアルな高校生のときにしか、高校生役を演じたことがなかったんです。卒業してからも高校生を演じられるなんて、うらやましいなと思いました」とお茶目に語る。
■『愛していると言ってくれ』との出会いが力に
矢田の制服姿と言えば、彼女の女優デビュー作であるドラマ『愛していると言ってくれ』(TBS系)を思い出す人も多いはず。矢田は、豊川悦司扮する晃次の義妹、栞役を演じていた。
晃次を慕うあまり、常盤貴子演じるヒロインの紘子につらく当たる場面もあり、矢田は「当時私は、16歳でした。視聴者の方には嫌われてしまうような役で…」と苦笑い。「でもすべては、お兄ちゃんのことを思ってのこと。栞はかわいいんですよ」と懐かしみながらコメント。「初めてのドラマのお仕事で大役を頂き、あの作品で人生が変わったと言ってもいいくらいの経験をさせていただきました。あの現場が楽しかったことが、その後の私にとって大きな力になりました」と感謝をあふれさせる。
『しょうもない僕らの恋愛論』では、恋や仕事に悩む40代の女性を演じている矢田。「今の私に“絵里を演じてほしい”とお声がけいただけたことが、すごくうれしくて。その年齢だからこそできる役をキャスティングしていただけると、いくつになっても“この人に演じてほしい”と思ってもらえるように、頑張りたいという気持ちが湧いてきます」と女優業の醍醐味の一つは、年齢ごとに演じられる役が変化していくことだという。
「私は、これまでお母さん役を演じる機会も多かったんです。今回演じている絵里は、独身の40代女性。私とはまったく違う生き方をしている女性で、未知のような役柄。とても新鮮です」と新境地となる役柄にやりがいを感じながら、「ドラマを観てくださるみなさんに、絵里を通してワクワクやときめきを届けられたらうれしいですし、絵里を応援してほしいなと思っています」と期待する。