『ブラックパンサー』新キャラ声優の浪川大輔&早見沙織、互いの印象をべた褒め!
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――今回、新キャラクターのネイモアとリリ・ウィリアムズ(アイアンハート)を演じておられますが、2人はどんな特徴を持つキャラクターなのでしょうか。
浪川:いい意味で、ネイモアの神秘的な部分に注目をしてもらいたいです。今回のブラックパンサーの映画から知って頂ける方にとっては特に、ずっと海底にいて、どうやって生きてきたんだろうなど、謎めいている部分や、わからないからこそ怖い部分というのもあって、脅威に感じることもあると思います。相手からみたらいったい何事だって感じてしまうようなキャラクターになっているとは思うんですが、いわゆる海の帝国からすると、やはりろんな決死の覚悟があって地上に行かなければいけないだろうし、ヴィランととらえる方もいらっしゃるかもしれませんが、ネイモアには、ネイモアの想いがそこにはあるんです。
それに、個人的にちょっとカワイイなって思う部分もあって、予告にも出ているんですけど、“足の羽”の部分(笑)。あれがカワイイんです! 羽の動きが、『そういう動きするの?』と、映画館で観たらもっと感じてもらえると思うんです。いつもドーンとした態度で、槍を振りかぶったり、王の椅子にどっしりと座ったりしていて、力強く『行くぞ』って言ってる感じの顔をしてるんです。飛んだ時も表情は真顔なんですけど、足首だけを見るとカワイイですよ(笑)。それぞれの足に両羽が付いてるので、『これたぶん、足閉じれないんだろうな…』とか。『ここが当たっちゃうよな…』とか、『だから、ちょっと足開き気味に浮いてるんだ…』とか、ついつい想像してしまいます。
あと、これも予告にあったんですけど、とにかく彼のスピードが早いですね。細かなこだわりも感じたんですが、地上と海中の違いがセリフにも表れていて、観ていただければわかっていただけると思うんですが、キャラクターの設定がしっかりと決まっているので。是非これを機にネイモアを知っていただけたらと思います。
早見:天才発明家で、若くしてすごい技術を身につけているキャラクターなのですが、本人は割と歳相応の砕けたところのある女性で、学生ライフを満喫しているんです――。
浪川:それを聞くと、違う作品みたいになっちゃうな笑 学生ライフを満喫しているんだ(笑)
早見:そうなんです! ちゃんとそういう生活を送っているシーンとかもあるんです。ただ、あるきっかけがあってシュリたちと深く関わっていくことになって、どちらかというと、最初はリリの方からどんどん関わっていくというよりかは、リリはわりと巻き込まれていくような感じで物語に関わっていくんですね。でもそんな中、本当にいろんなことがあってリリとしてもワカンダのこれからのためにとか、自分の想いも込めて一緒にシュリたちと歩みを進めていくことになります。
ただ、リリ自身は常に砕けたノリを持ち続けているんです。ちゃんと良い高校・良い大学に行って、ちゃんとした会社に勤めてっていう“スマートさ”ではなくて、本当にストリートで自分の実験・経験とかをもとに実力でちゃんと上り詰めていくタイプ。だからこそのちょっとストリートっぽいノリがあるんですよね。砕けているし、話し方もかっちりしてスマートというよりかは、少しダラっとしていて、そういう分は結構意識して役作りをしました。