10歳の名女優・毎田暖乃、学校では率先してリーダーに 今の望みは「キックボクシングを習いたい!」
――今回の役もそうですが、『おちょやん』『つましょー』としっかりした性格の役を演じることが多いですよね。毎田さん自身の性格はどうですか?
毎田:周りからは、「元気やね~」とか言われます(笑)。自分が思うには、けっこうリーダーシップをとりたい性格なんですよ。だから学校とかでもリーダーとか手上げて進んでやったりして、みんなに「暖乃ってすごいやんねー」って言われるんですけど、あんまり自分では実感がないです。家ではどんくさいんで。あ、お兄ちゃんよりはしっかりしてるんですけど(笑)。周りからは、お兄ちゃんより暖乃ちゃんのほうがしっかりしてるねって言われるんです。
マネージャー:お兄ちゃんの名誉のために言わせてください(笑)。お兄ちゃんは、暖乃の面倒をみないといけない、守らないといけないっていう意識が強いんです。自由奔放な暖乃のフォローをいつもしてくれてるんですよ。
毎田:事務所で着物を着てのレッスンの後に、暖乃はちっちゃい子が大好きだから、困ってる子たちのところへ「大丈夫か?」って面倒を見に駆け寄るんですけど、その後ろで暖乃がポイって脱ぎ捨てた着物をお兄ちゃんが畳んでくれてたりします(笑)。
――それは、優しい、いいお兄ちゃんじゃないですか!
毎田:はい、優しくていいお兄ちゃんです(笑)。
――先ほど丘みつ子さんの多趣味に驚いたというお話もありましたが、毎田さんが今ハマってることやチャレンジしてみたいことは何ですか?
毎田:『つましょー』の撮影の時に東京に4ヵ月間いたんですけど、その時期だけキックボクシングを習ってたんです。それで、「キックボクシング楽しい!」ってなって、お母さんに「大阪に帰ってきても習わしてー!!」ってずっとお願いしてるんですけど、なかなか調べてくれないです…。
――キックボクシングはどんなところが楽しいですか?
毎田:体を動かすのが楽しいっていうのと、ちっちゃい時に、お父さんが「腹殴ってみ。来い!」って言うので、よく殴ってたりしてたんです。お父さんはラグビーとかサッカーとかやってたので(笑)。その時に「殴るのはお兄ちゃんより暖乃のほうが力が入ってる」って言われたりしていたので、やってみようと思って。実際に体験してみたらストレス発散にもなって、「楽しい!」ってなりました。
あとは、映画を観ることが好きです。映画の中で一番好きなのは、『ジュラシック・パーク』かなー。ほかにも『ハリポタ』とか『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『ジョーズ』とか…。昔の映画が好きなんです。アクションとかそういうのが好きなんで、いつかアクション映画にも出演してみたいです。
――みごとにユニバーサル・スタジオ系が多くて素晴らしいです(笑)。『おちょやん』『つましょー』と順調にキャリアを重ねてますが、まだデビュー3年半なんですよね。そもそもお芝居をやってみたいと思われたきっかけは何でしたか?
毎田:朝ドラの『なつぞら』です。それまではバラエティーとかしか観てなかったんですけど、広瀬すずさんが大好きで。初めてちゃんと朝ドラを観たのですが、「うわ~、めっちゃ楽しそう!」って思って、「これやりたい!!」ってお母さんに事務所を探してもらいました。
――人気作への出演も続きますが、周りの反応はいかがですか?
毎田:「観たでー」って先生やクラスメイトに言われますけど、そんなに変わらないです。全然普通です。
――今後、どんな女優さんになりたいという目標はありますか?
毎田:目指すのは杉咲花さんです。ずっと一生の憧れの女優さんです。杉咲さん、画面からでもあふれ出てるんですけど、すっごいいい人なんですよ! 優しくて、かわいくて、スタッフさんとかにも気遣いできて、共演者さんとかとも仲良くて、完璧! そういうところが大好きです。女優さんとしても女性としても憧れなので、いつかまた共演してみたいです!
(取材・文:編集部 写真:高野広美)
毎田暖乃が出演する、金曜8時のドラマ『警視庁強行犯係 樋口顕Season2』第7話「裏町」は、テレビ東京系にて8月26日20時放送。