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梶裕貴、劇場版『からかい上手の高木さん』は“ドラマチックな恋愛映画”に

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――現場で思い出に残ったシーンまたはエピソードを教えてください。

梶:大きなキーワードとしては「夏休み」ですよね。そして、「虫送り」(※)「子ネコとの出会い」という2つのイベント。二人の日常である学校生活とは、少し切り離された時間で会う、ってすごいことじゃないですか? 2人で予定を立てて、約束して会うわけです。その事実だけでドキドキしますよね。そんな風にして、毎日のように2人で過ごしているのが微笑ましいなと思いますし…同時に、もちろん楽しい瞬間だけじゃなく、壁にぶつかることもあって。そんな時に見せる、二人の新しい一面にも注目です。頼り甲斐のある西片や、今までになく楽しそうに笑う高木さん。高橋さんの声が、自然と1トーンも2トーンも明るくなっているように感じられましたね。予告映像にもある「ずっとずっと幸せだよね」のような少し切ないワードや、そんな言葉をもらす感傷的な高木さんの姿も、劇場版ならではかもしれません。

(※)虫送り…小豆島の中山地区で約300年前から行われている伝統行事。

――劇場版ではテレビシリーズと違う西片の一面がみられましたね。

梶:そうですね。でも、相変わらず中学生らしいバカっぽさや可愛らしさも残っていますよ。高木さんは、そんな西片も好きなんだと思いますしね。あ、余談ですが、子ネコと触れ合う2人の様子が、まるで父と母のようにも見えて…どこか「からかい上手の(元)高木さん」へと繋がっていく原点みたいなものも感じました。


――これから劇場で観る皆さんに、見どころを教えてください。

梶:小豆島の大自然や棚田の風景がとても美しく描かれていますし、虫送りという伝統行事を通して、夏らしさを感じていただける映画になっていると思います。加えて、物語はもちろんのこと、音楽面にもご期待いただけると!今回も、大原ゆい子さんが主題歌と挿入歌を担当されているのですが、とてもとても素敵で。ドラマと見事にリンクした歌詞や、可愛らしさと大人っぽさを兼ね備えた歌声に、心を鷲掴みにされること間違いなしです。それから、堤博明さんの劇伴も新曲盛り沢山で最高ですよ!

 常に進化してきた「高木さん」の集大成が形となった劇場版。まさに映画館で観ていただきたい作品です。そして…映画を観終わった後には、きっと彼らの恋物語を、またイチから観直したくなるはず。皆様、この夏を「からかい上手の高木さん」と共に過ごしてみてはいかがでしょうか?

 劇場版『からかい上手の高木さん』は公開中。

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