日本のみならず、世界的に人気が高く、根強いファンも多い「エレメンタリー Ny」シリーズ。最新作となるシーズン6では、ホームズを打ちのめす衝撃の事件があったり、プライベートに変化が起こったり、懐かしい面々が再登場したりなど、盛りだくさんの内容。そんなシーズン6の魅力を紹介しつつ、これまでの「エレメンタリー」シリーズを振り返っていこう!(文:安保有希子) ホームズ&ワトソン
これまでワトソン役のルーシー・リューやグレッグソン警部役のエイダン・クインが、本シリーズでメガホンを取ってきたが、シーズン6にして主人公ホームズを演じるジョニー・リー・ミラーが監督業に初挑戦! ミラーが手がけたのは第6話と第16話。ロンドン時代からホームズを恨んでいた人物が登場したり、事件の背景が少しずつ明らかになっていったりなど、エレメンタリー王道の展開を踏まえつつ、遊び心たっぷりの仕上がりに。もちろん、ジョニー・リー・ミラーの魅力もたっぷりだ。
女性版ワトソンを好演し、高い評価を得ているルーシー・リューだが、作中のファッションも話題に! ラフでカジュアルな洋服が多かったが、シーズンを重ねるごとに増えてきたニューヨーカーらしいオフィススタイルが注目されている。定番のシャツひとつ取っても、小物でアクセントを付けたり、ボタンを外す位置で変化を付けたりなど、甘めからクールまで自由自在。また、高価な洋服をベースに、ファストファッションを取り入れるセンスはぜひ見習いたいところ。トレンドに左右されないワトソンのファッションは見ているだけで楽しくなる。
Tomatoes」で、本シーズンはなんと100%の支持を獲得! これは、シーズン6が全世界のエレメンタリーファンを大満足させる完璧な仕上がり、ということにほかならない。さらに、当初は全13話の構成でスタートしたが、人気の高さから途中で8話追加され、シーズン6は全21話の物語に。そのぶんストーリーの幅は広がり、予想外の出来事も多数起こる。ホームズとワトソンの友達以上恋人未満の行方や、ラスト2話は鳥肌モノの衝撃が待ち受ける。 辛口批評サイト「rotten
緊急救命室」のパーミンダ・ナーグラ、「アグリー・ベティ」のトニー・プラナ、「smash」のクリスチャン・ボールなど、錚々たる面々が出演している。 毎回、ゲスト俳優が豪華な「エレメンタリー」シリーズ。シーズン6でもその豪華さは健在。まずは、シャーロックに近付く謎の男マイケル・ローワンに扮するのが、「デクスター 〜警察官は殺人鬼〜」のクイン役で知られるデズモンド・ハリントン。敵か味方か分からない不穏な空気をまとい、物語をよりスリリングにする。他にも、「er
「エレメンタリー」シリーズが日本で人気を博している理由の1つが、日本語吹替版の存在だ。ホームズ役にアニメ「ポケットモンスター」シリーズで開始当初からロケット団のコジロウを担当する三木眞一郎、ワトソン役にアニメ「攻殻機動隊」の草薙素子やニコール・キッドマンの吹替で知られる田中敦子。日本を代表する人気ベテラン声優が、ミラーとリュー同様、絶妙な掛け合いを披露しており、シーズン6でも耳に心地いい、安定感抜群の吹替版を楽しむことができる。