『レ・ミゼラブル』公開から12年! 豪華すぎたキャストのビフォー&アフター
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世界中で愛される名作ミュージカルを、トム・フーパー監督が超一流キャストを揃えて映画化した『レ・ミゼラブル』が、デジタルリマスター/リミックスとして映画館に帰って来る(12月27日公開)。パンを盗み19年も服役した過去を持つジャン・バルジャンを主人公に、激動の19世紀フランスに生きる人々を描いた本作は、ミュージカル映画の金字塔として今も人々に愛され続けている。熱烈な歓迎を受けた公開から12年、豪華すぎるキャストたちの現在をご紹介!
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★ヒュー・ジャックマン(ジャン・バルジャン役)/公開時44歳
(C)AFLO
バルジャンを演じるのは、歌って踊れるエンターテイナーとして知られ、映画だけでなく舞台でも活躍するトニー賞俳優のヒュー・ジャックマン。本作でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたヒューは、この後も「X-メン」シリーズや『PAN 〜ネバーランド、夢のはじまり〜』(2015)、『The Son/息子』(2023)など話題作に出演し、2017年公開の『グレイテスト・ショーマン』では再び見事な歌声を披露した。2020年には『バッド・エデュケーション』でエミー賞候補になるなど、テレビでも活躍。2022年にはブロードウェイ・ミュージカル『ザ・ミュージック・マン』で久しぶりにトニー賞候補に。今年は、『デッドプール&ウルヴァリン』でウルヴァリン役にカムバックを果たし、また前述の『ザ・ミュージック・マン』で共演したサットン・フォスターとのW不倫疑惑が浮上して注目を集めるなど、話題に事欠かない。
★アン・ハサウェイ(ファンテーヌ役)/公開時30歳
映画『レ・ミゼラブル』(2012)より (C)AFLO
一人娘を育てるために売春婦に身をやつすファンテーヌを演じたのは、『プラダを着た悪魔』(2006)のアン・ハサウェイ。本作でミュージカル初挑戦にしてアカデミー賞助演女優賞を獲得した彼女は、クリストファー・ノーラン監督の『インターステラー』(2014)や『オーシャンズ8』(2018)など注目作品に続々出演。またプロデューサーとしても活躍し、今年は、ハリー・スタイルズのファンフィクションを映画化した『アイデア・オブ・ユー ~大人の愛が叶うまで~』でも注目を集めた。この後は、ノーラン監督の新作への出演が決まっているほか、映画デビュー作『プリティ・プリンセス』(2001)や出世作『プラダを着た悪魔』の続編が発表されており、アンの出演も期待される。
★ラッセル・クロウ(ジャベール役)/公開時48歳
映画『レ・ミゼラブル』(2012)より (C)AFLO
ジャン・バルジャンを執拗に追い続ける宿敵ジャベールには、『グラディエーター』(2000)でアカデミー賞主演男優賞を手にしたラッセル・クロウ。アン同様ミュージカルはこれが初挑戦だったが、ロックバンド・30 Odd Foot Of Gruntsでボーカルを務める美声の持ち主。本作の後は、軽快なアクションスリラー『ナイスガイズ!』(2016)からDC映画『マン・オブ・スティール』(2013)、マーベル映画『ソー:ラブ&サンダー』(2022)までさらに幅広く活躍し、『ブロークンシティ』(2012)や『アオラレ』(2020)では悪役で凄みを見せ、昨年公開の『ヴァチカンのエクソシスト』ではホラー映画に初主演。今年だけでも『クレイヴン・ザ・ハンター』など、映画の公開数は4本を数える。
★アマンダ・サイフリッド(コゼット役)/公開時27歳
映画『レ・ミゼラブル』(2012)より (C)AFLO
ファンテーヌの娘で、バルジャンに酷い里親の元から救い出され、大切に育てられるコゼットには、『マンマ・ミーア!』(2008)でABBAの名曲を歌い上げその名を広げたアマンダ・サイフリッド。本作の後も、『パパが遺した物語』(2015)でラッセルと、『PAN 〜ネバーランド、夢のはじまり〜』でヒューと再共演。2020年公開の『Mank/マンク』でアカデミー賞に初の候補入りを果たし、昨年はトム・ホランド主演のドラマ『クラウデッド・ルーム』で注目を集めた。また最近、ミュージカル『ウィキッド』の劇中歌「ポピュラー」を歌う過去の動画が浮上し、あまりの上手さに映画『ウィキッド ふたりの魔女』のオーディションを受けたのでは?と憶測を呼んだ。本当は広告の撮影中におふざけで歌ったものだったそうだが、ミュージカルナンバーを歌いこなす実力が改めて証明された形に。
★エディ・レッドメイン(マリウス・ポンメルシー役)/公開時30歳
映画『レ・ミゼラブル』(2012)より (C)AFLO
コゼットと恋に落ちる革命戦士マリウスを演じたのは、イギリスが誇る若手実力派俳優のエディ・レッドメイン。2009年の舞台『Red』でローレンス・オリヴィエ賞助演男優賞とトニー賞をW受賞。本作で世界的に注目を集めた後は、『博士と彼女のセオリー』(2014)でアカデミー賞主演男優賞を獲得。その他『リリーのすべて』(2015)や「ファンタスティック・ビースト」シリーズ(2016~)など話題作に出演し、2022年には主演ミュージカル『キャバレー』でローレンス・オリヴィエ賞を再び受賞した。また今年は、ドラマ『ジャッカルの日』が評価され、ゴールデン・グローブ賞にノミネートされるなど、テレビの分野にも活躍の場を広げている。