『SLAM DUNK』永遠の謎も 宮城リョータだけじゃない! どうしても気になる未公開エピソード
ファンの間で何度も議論されてきた『SLAM DUNK』最大にして永遠の謎。それが“あのインターハイで優勝したのはどこだったのか”である。これは原作ファンなら誰もが気になるところだろう。
このインターハイ、初出場の湘北が最大の優勝候補・山王を破ったことで大会は波乱の展開を迎えたことは確かだ。しかし、続く3回戦で湘北は愛和学院との試合でボロ負けしている。インターハイの描写はこれが最後で、結局優勝校が語られることはなかった。
原作第199話に掲載されたトーナメント表を見てみると、湘北に勝った愛和学院も決勝の前に“全国2位”になった海南と対戦しているため、優勝校ではないことが確定している。つまり、海南が勝ち上がった第1~第4ブロック(左側)ではなく、右側の第5~第8ブロックのどこかが優勝したことになる。
そこで真っ先に思いつくのは、怪物・森重寛を擁する名朋工業。原作でも森重は圧倒的な存在であることを感じさせるにふさわしい描かれ方をしており、連載終了時も優勝は順当なところだろうという見方が強かった。
しかしその後のインタビューで、原作者・井上雄彦自身が「自分の中で名朋はない」と断言してしまっているのである。さらに井上は「優勝校は作中に全く出てこない高校」とも語っているため、原作に少しだけ登場した大栄学園、堀も除外。富房、原口商業、町田三商も1回戦で敗退しているため、優勝はそれ以外のどこかということになる。シード枠の博多商大附属は気になる存在だ。
果たしてインターハイ優勝校はどこだったのか。井上の発言によると、自身の中で優勝校が決まっているそう。この謎に答えが出る日は来るのだろうか。
(文・二タ子一)