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『M-1グランプリ』優勝逃すもブレイク果たした“第2位”コンビ

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■“復活後”の『M‐1』でもブレイクコンビが続出

■かまいたち…記憶に残る漫才でラストイヤーを締めた

かまいたち(左から)山内健司、濱家隆一
 2019年、3年連続で進出した『M‐1グランプリ』決勝で松本人志からの1票を獲得し、準優勝という結果でラストイヤーを終えたかまいたち。直後に開設したYouTubeでは「なんで売れへんねん」と自虐的に言っていたこともあったが、今となってはコンビでのレギュラー13本、2023年2月2日には日本武道館での単独ライブを開催するほど勢いがあるコンビになった。

 ラストイヤーに披露した「UFJとUSJ」のすれ違いネタと「トトロ1回も見たことない」という自慢話のネタは、多くの人の記憶に残っているはず。実際、テレビやラジオで「僕もトトロ見たことありません」と絡まれている2人を定期的に見ることから、『M‐1』という大会がいかに浸透しているかを思い知らされる。

■オズワルド…安定したしゃべくり漫才が魅力

オズワルド(左から)畠中悠、伊藤俊介
 「お世話になっております。伊藤と畠中でオズワルドです」という落ち着いたつかみとシャツにサスペンダー姿が特徴のオズワルド。しかし、彼らの魅力はスタイリッシュさだけではない。天然・畠中悠と、それに容赦なくツッコみを入れる伊藤俊介。ネタが進むにつれ、最初に受けた印象とは全く違う印象を与える2人の巻き込み力にあるように思える。

 その安定感あるしゃべくり漫才にファンが多く、バラエティでの活躍も頻繁に見受けられるオズワルド。自身初の敗者復活組となった今年、決勝の舞台に彼らが這い上がってくることを期待している視聴者は多いだろう。

■おいでやすこが…『M‐1』きっかけでブレイクしたピン芸人×2

(左から)こがけん、おいでやす小田
 おいでやす小田とこがけん、2人のピン芸人が2019年に結成したお笑いユニット・おいでやすこが。『R‐1ぐらんぷり』での活躍を夢見ていた2人が、同大会の規約が改定されたことにより出場できなくなった2020年、まさかの『M‐1』で準優勝となり話題を集めた。

 その時のネタは、名曲と思わせて聞いたことのない歌を歌うこがけんに、小田が大声でツッコむスタイル。あれから2年経った今、大きな声でのツッコミを生かしてバラエティに参加する小田と、映画好きが高じて映画仕事などでも活躍するこがけん。『M‐1』を皮切りに活躍するピン芸人がいることを証明した。(文:於ありさ)

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