<ブラック・ウィドウ総括>改めて振り返るナターシャ・ロマノフの苦労と功績
昨年5月の封切り予定が伸びに伸び、このほどようやく劇場と配信で大公開された『ブラック・ウィドウ』。マーベル・シネマティック・ユニバースを舞台にした24本目の作品は、映画フランチャイズとスーパーヒーロー・チーム、アベンジャーズをその黎明(れいめい)期から支えてきた苦労人、ナターシャ・ロマノフ(スカーレット・ヨハンソン)初の単独主演作品だ。アベンジャーズが大分裂した『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)と、全世界がどえらいことになってしまった『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)の間に起きた出来事を描く本作。映画について触れる前に、まずはここまでのブラック・ウィドウの激闘を振り返っておきたい。
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