『MR. ROBOT』で主演賞を総なめ!ファッション業界でも注目のラミ・マレックが熱い
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全米を震撼させた衝撃のサイバー・サスペンスドラマ『MR. ROBOT/ミスター・ロボット』で、主人公の天才ハッカー、エリオットを演じたラミ・マレックがハリウッドで大注目を浴びている。2016年エミー賞主演男優賞をはじめ主要ドラマ賞を総なめにし、さらには伝説のロックバンド「クイーン」の伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ(原題)/Bohemian Rhapsody』でフレディ・マーキュリー役に大抜擢されるなど、ラミ・フィーバーが止まらない。
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世界的企業“E(悪魔)コープ”をハッキングで攻撃する天才ハッカー集団“f・ソサエティ”の指導者ミスター・ロボット(クリスチャン・スレイター)は、社会に不満を抱く孤高のハッカー、エリオット(ラミ)をスカウト。ミスター・ロボットの過激な思想に触れるうち、エリオットは自分も革命を起こし、世界を変えられると考え出す…。スティーブ・ジョブズほか実在するセレブや大物たちが実名で登場。本作で描かれるサイバー・パニックは、いま世界のどこで起きてもおかしくない超リアルな現実なのだ。
ラミ演じる主人公エリオットは、昼はサイバーセキュリティ会社でクライアントの機密情報を守るエンジニア、夜はハッキングした情報で悪を懲らしめる孤高の天才ハッカー。人付き合いが苦手で、唯一心を開いているのは幼なじみの同僚・アンジェラ(ポーシャ・ダブルデイ)。病的なまでに社会や体制を憎み、“ミスター・ロボット”に触発されながら、己の正義のために罪を犯すアンチヒーローへと突き進んでいく。
普段はパーカーのフードをスッポリ被り、人と壁を作りながら孤独に生きるエリオット。ところが、いざ悪と対峙したときは、瞳孔全開に怒りをあらわにする。繊細さと凶暴さを併せ持った複雑なキャラクターにラミは渾身の演技で命を吹き込んでいる。とくに深い闇の中に強い主張を持つ“眼”の表現力は秀逸で、エミー賞主演男優賞をはじめ、批評家協会TV賞最優秀主演男優賞、ゴールド・ダービーTV賞主演男優賞など本年度の主演賞を総なめに。早くも本国アメリカでは、シーズン3の製作も決定し、ラミ・フィーバーはますます過熱するばかりだ。
さらに、先日発表された「ディオール オム」の新キャンペーンビジュアルにも登場したラミ。ミュージシャンのボーイ・ジョージ、ラッパーのエイサップ・ロッキーら大スターと肩を並べ、ダークな雰囲気を残しつつも大人の魅力全開で、ブランドイメージと見事に融合している。ハリウッドが大注目、日本でもブレイク必至のラミ・マレック。まずは『MR. ROBOT/ミスター・ロボット』のアンチヒーロー、エリオットの魅力を体感してみてはいかがだろう。(文:坂田正樹)
『MR. ROBOT/ミスター・ロボット』は、NBCユニバーサル・エンターテイメントより3月8日からDVD‐BOX発売(価格:6000円・税抜)、レンタル開始。