新生活、友達作りに悩んだら… 映画から学ぶコミュニケーション術
入学、新社会人、転勤等、新生活をスタートさせる人が多い4月。色々と不安はあるだろうが、中でも友達や同僚、先輩たちとの人間関係を築けるかどうかが最大の懸念材料ではないだろうか。そんなときこそ映画の力!たくさんの友達作りに役立つシチュエーションが描かれているのだ。
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“友達作り”といえば、青春映画はシチュエーションの宝庫だ。その代表作のひとつが、全米で大ヒットを記録し、2017年に3作目が全米公開予定のミュージカルコメディ『ピッチ・パーフェクト』だ。音楽プロデューサーになることを夢見る主人公ベッカは、自分の意に反して大学に入学したため、校内ラジオ局のアルバイトにしか楽しみを見いだせず、友達もいなかった。
それでも女性アカペラグループに入部したことで、彼女の人生は変わり始める。自分の夢にしか興味がなく、そこにだけは力を注げるベッカ。ある意味、典型的な自分しか見えていない主人公だ。しかし、1つのことをきっかけに視野が広がり、人生は豊かに。この作品のように、全員が一丸となって共通の何かに打ち込み、友情を育んでいくのは、友達作りの王道パターンと言える。
同じようなタイプの作品に、日本映画では『ウォーターボーイズ』『スウィングガールズ』『がんばっていきましょい』などがあり、これらの作品から得られる教訓は、“友達を作りたいなら、サークルや部活に入れ”である。
では、大人になってからの友達作りは?参考にしたいのが、ジム・キャリー主演のコメディ映画『イエスマン “YES”は人生のパスワード』。主人公カールは、仕事でもプライベートでも「NO」を連発する超後ろ向きな男。これで人生が楽しいはずがない!一念発起した彼は、どんなときでも「YES」しか言わないことを自分に課すのだ…。
この作品でポイントとなるのは、物事を前向きにとらえ、良い部分に目をやるということ。そうすれば、交友関係は広がり、見方が変わった人生は明るくなる!この指令型タイプの作品では『旅するジーンズと16歳の夏』もおすすめ。また、『マイ・インターン』『キューティ・ブロンド』も見ているだけで明るくなり、人間関係をポジティブに変換してくれる良作だ。友達作りに悩んだら、映画を見て乗り切る術を試してみては?(文・安保有希子)
<友達作りに悩んだら参考にしたい映画>
『ピッチ・パーフェクト』(15)
『ウォーターボーイズ』(01)
『スウィングガールズ』(04)
『がんばっていきまっしょい』(98)
『イエスマン “YES”は人生のパスワード』(09)
『マイ・インターン』(15)
『キューティ・ブロンド』(01)