天才サイバー犯罪者VSアナログ捜査官の大勝負を描く『シルクロード.com』予告
世界を揺るがした史上最大の〈闇サイト〉を巡る実話を描くサスペンス映画『シルクロード.com ―史上最大の闇サイト―』より、天才サイバー犯罪者とアナログ捜査官の大勝負を収めた予告編、ポスタービジュアル、場面写真が解禁された。
【動画】『シルクロード.com ―史上最大の闇サイト―』予告編
本作は、違法ドラッグから殺人依頼まで匿名で売買できる史上最大の闇サイトを立ち上げた若き天才を、パソコンも使えないアナログ捜査官が追い詰めていく様を描くサイバー・ダークサスペンス。監督・脚本は、Netflixのドキュメンタリー『ナイト・ストーカー:シリアルキラー捜査録』を手掛けたティラー・ラッセル。
2011年。天才的な頭脳に恵まれたロス・ウルブリヒト(ニック・ロビンソン)は、検索エンジンではヒットしないダークウェブと暗号通貨“ビットコイン”という二つの暗号化技術を用いて、違法ドラッグから武器の売買、殺人依頼まで完全匿名で取引可能にした闇サイトを誕生させた。<シルクロード>と名付けたそのサイトは、“闇のAmazon”“ドラッグのeBay”とも呼ばれ栄華を極める。ハデな動きですぐにマークされるが、ロスは絶対に身元がバレない強固なシステムを創り上げ、警察とFBIのサイバー捜査を完璧にかわしていた。
そんなロスを追う捜査官の中に、リック・ボーデン(ジェイソン・クラーク)という一人のはぐれ者がいた。リックは問題行動を起こし、麻薬捜査課からサイバー犯罪課へ左遷された男。アナログ全開で足手まといのリックだったが、独自の捜査でロスとの接触に成功する。果たしてリックが考えた驚がくの捜査方法とは。そして2人を待つ運命とは―。
予告編は、<シルクロード>を立ち上げた天才ロスと、彼を追う麻薬捜査官リックが、それぞれの大勝負に挑む姿が映し出されたもの。「世界を変えるぞ」「アマゾンのドラッグ版だ」と気炎を上げるロスが立ち上げた闇サイトはみるみるうちに全米に広がり、1日の売り上げが1億超えの巨大闇サイトへと成長する。
一方、PCも使えない現場主義のリックは、事件を追うも「サイバー部隊が指揮をとる。じいさんの出る幕じゃない」「お前の古い捜査で捕まえられると?」と年下の捜査官たちから馬鹿にされ、家族からは「お願いだから、危ないことはやめて」と懇願される。それでも「今世紀最大の大物だ。どんな手を使っても引きずり出す」と、ロスの逮捕に異常なほど執着するリック。「お前に殺人罪を着せてやる」と息巻き、ロスの協力者(ポール・ウォルター・ハウザー)を水攻めで拷問するなど、捜査が次第に過激さを増していく。
終盤では「誰もがこの闇に堕ちる」という不穏なテロップと共にスリリングな映像が次々と映し出されていき、最後はリックが「終わりだ」と語る姿で終了。2人のし烈な攻防戦や捜査の行方に、期待が高まる予告編となっている。
ポスタービジュアルは、“ダークウェブ”、“ビットコイン”、“ドラッグ”、“サイバー捜査”といった本作のキーワードと共に、それぞれ対照的な表情を見せるリックとロスを配置したデザイン。場面写真には、リックとロスのさまざまな表情が切り取られている。
映画『シルクロード.com ―史上最大の闇サイト―』は2022年1月21日より全国公開。