ガイ・リッチー、親友ジェイソン・ステイサムと「22年間、肉体と頭脳で競いあってきた」
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俳優のジェイソン・ステイサムとガイ・リッチー監督が16年ぶりにタッグを組んだクライムアクション映画『キャッシュトラック』より、リッチー監督のインタビュー映像が到着した。
【動画】親友ステイサムを語る『キャッシュトラック』ガイ・リッチー監督インタビュー
盟友として知られるステイサムとリッチー監督がゴールデン・コンビを復活させた本作は、フランス映画『ブルー・レクイエム』を下敷きに、ステイサムの魅力が存分に生かされたアクションと、謎の男と大金強奪計画が絡み合うリッチー監督ならではの構成の妙で魅了するクライムアクション。共演は、ホルト・マッキャラニー、ジェフリー・ドノヴァン、スコット・イーストウッド、ジョシュ・ハートネットなど豪華俳優たちが脇を固める。
今回解禁されたのは、リッチー監督が、親友のステイサムや独自の撮影スタイルなどについて語るインタビュー映像。
本作についてリッチー監督は「今までのどの作品よりも徹底的に暴力的でおそらく現実的だと思う」とコメント。ステイサムについては「すばらしい俳優だ」と絶賛し「僕が彼を初めて出演させて、彼のセリフから映画を始めた。スターになるべきと思っていたから実現して嬉しい」と自身が才能を見出したステイサムが活躍し続けていることを喜ぶ。
今では数多くの出演作を持つステイサムは、リッチー監督初の長編映画『ロック、ストック・アンド・トゥー・スモーキング・バレルズ』(1998)で俳優としてのキャリアをスタートさせ、続くリッチー監督2作目『スナッチ』(2000)では主演を務めた。
そんなステイサムとの関係について、「ジェイソンとは22年の付き合いになるが、今のほうが仲がいいかも」「うれしいよ、親友だからね。ジェイソンのことは尊敬してるし好きだ。この15年で一番ジェイソンに会っている」「また一緒に映画を作りたい」と好意を熱く語るリッチー監督。また、「そういえば彼は年齢より若く見えるよね、どうなってるんだ?」と今だに衰えないステイサムの風貌についても言及。そして「チェスでも腕立て伏せでも僕が勝つけどね」「22年間、肉体と頭脳で競いあってきた」とユーモラスに二人の仲の良さを伺わせるエピソードを披露した。
また、自身の撮影現場については「僕のやり方に驚く俳優がいるのは知っている」と独自のスタイルであることを自覚。「僕はまず予定表を作ろうとしてる。でも固めすぎない。最初に決めた予定から変えていくんだ。役者と一緒にセリフや筋を改善する。その場でできるだけ。経験上、5割増しでよくなる」と、現場で変更を繰り返しながらより良いものを作り上げていくスタイルだと明かした。
最後は本作のオープニング・クレジットについて「有名な曲を使うという手もある。でも今回はオリジナルの音楽を使った。その後の作品のトーンを決めてくれた。映画のテーマに沿ったものになったと思う。映像については聖書の表現を意識している」などと語っている。
映画『キャッシュトラック』は10月8日より全国公開。