剛力彩芽、両親を演じた高畑淳子&橋爪功に感謝「ずっと2人の娘でいたい」
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女優の剛力彩芽が10日、都内で行われた映画『お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方』の完成披露報告会に、水野勝、松下由樹、高畑淳子、香月秀之監督とともに出席。両親を演じた高畑と橋爪功に対し、「ずっと2人の娘でいたい」と語った。
【写真】剛力彩芽、鮮やかなイエローのワンピースに身を包み登場
同作は、人生100年時代にこれからの人生をどう生きようかと考える「終活」を最大の人生整理と捉え、人生の転換期となる30代と70代の2世代の交流を描く。結婚40数年になる大原夫妻を高畑と橋爪が演じ、その娘・亜矢を剛力、亜矢が営むキッチンカーの客で葬儀社に転職したばかりの男・菅野を水野がそれぞれ演じる。
剛力は、鮮やかなイエローのワンピースに身を包み登場。高畑・橋爪と家族を演じることについて「とてもとても幸せでした」と振り返り、「初日から食卓で、一番家族らしさが出るシーンだったので、大丈夫なのかなって思ってたんですけど、お2人が本当に素晴らしくて、自然と娘になれる空気を作ってくださったので、良い意味で役作りしすぎず、娘としてそこに存在できた。ずっと2人の娘でいたいです」と感謝した。
自身が演じた亜矢については「娘として、お母さんの味方をしちゃうとか肩を持ってしまうみたいな部分は共感してしまう。いくつになっても娘は娘なんだなって。親に甘えたいし、たぶん両親もずっとそばにいたい存在なんだなというのは改めて感じました」とコメント。作中での両親の夫婦関係に関しては「両親が文句を言い合っているんですけど、それはお互い好きなのにうまく愛情表現ができてないんじゃないかというのをすごく感じて。どの家族でも共感できる部分があると思いました」と持論を展開した。
また水野は、ベテランの高畑・橋爪との共演に「めちゃくちゃ緊張しました」という。「(カメラが)回ってないところで、高畑さんと僕の人生のお話をする時間がありまして(笑)。僕みたいな無名の新人の生い立ちとか作品にどういう思いで臨んでいるかという話に、高畑さんが涙を流してくださって。本当に真摯に対等に扱ってくださいました。全部財産になる時間でしたね」と振り返った。
これに高畑は「水野さんのことは半生語れるくらいわかっております。水野さんのことは何でも私に聞いて下さい」と話し、笑いを誘っていた。
映画『お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方』は、5月21日より新宿ピカデリー、イオンシネマ他全国ロードショー。