『樹海村』ポルト国際映画祭で最優秀作品賞受賞! シリーズ第3弾も準備中
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女優の山田杏奈と山口まゆがダブル主演を務め、『呪怨』シリーズ、『犬鳴村』の清水崇監督がメガホンをとったホラー映画『樹海村』(公開中)が、世界3大ファンタスティック映画祭の一つであるポルト国際映画祭で最優秀作品賞を受賞した。また、「恐怖の村」シリーズ第3弾が現在準備中であることも明かされた。
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本作は、興収14億円超え、動員数110万人を突破する大ヒットとなった『犬鳴村』に続く、「恐怖の村」シリーズ第2弾。舞台は、「コンパスが効かない迷いの森」「入ると何者かに襲われる」「さまざまな怨念を持ったヤバい村がある」といった都市伝説が飛び交う富士の樹海。ヒロインたちがある“箱”を見つけた日から、周りでは不可解なことが起き始め、その恐怖はまわりの人々をも巻き込んでいく。
ポルトガルの都市ポルトで開催されたポルト国際映画祭において、このたび『樹海村』が「Best Film Award」にあたる最優秀作品賞の「GRANDE PREMIO MELHOR FILME ‐ FANTASPORTO 2021」を受賞したことが発表された。
1980年に始まったポルト国際映画祭は、ファンタジーとポルトを合わせた造語“ファンタスポルト”の愛称で親しまれ、シッチェス・カタロニア国際映画祭(1968~)やブリュッセル・ファンタスティック国際映画(1983~)と並び、世界3大ファンタスティック映画祭の一つに数えられる。ファンタジーやホラー、SFなどのジャンル映画に特化し、過去には『セブン』(1996)、『キューブ』(1999)、『パンズ・ラビリンス』(2007)などの作品が受賞している。
受賞に際し、清水監督は「歴史ある映画祭で、敬愛する監督陣、作品群が押し並ぶ栄誉ある賞に拙作のタイトルを加えていただけて、本当に光栄です。映画祭や審査員の方々はもちろん、この場を借りて尽力してくれたスタッフや出演者にも感謝を…ありがとうございます! “怖さ”や“残酷性”といった印象ばかりが強いのか? …ホラーというジャンルごと敬遠される方も多い中で、こうした受賞を切っ掛けに一人でも多くの方に印象や思い込みだけで判断せずに観ていただき、日本はアニメばかりで無い事を知っていただけたら、と願っています」と、感謝と喜びのコメントを寄せた。
そして、『犬鳴村』『樹海村』に続く「恐怖の村」シリーズ第3弾が現在準備中であることも明らかに。果たして次の村はどこになるのか(そもそも新たな村は存在するのか…)。続報に期待したい。
映画『樹海村』は公開中。