『グレイズ・アナトミー』のパトリック・デンプシーや『SUBURRA －暗黒街－』のアレッサンドロ・ボルギらが出演するサスペンスドラマ『DEVILS～金融の悪魔～』が、4月下旬よりAmazon Prime Videoチャンネルの「スターチャンネルEX ‐DRAMA ＆ CLASSICS‐」で日本初配信されることが決定。金融を操る悪魔たちの謀略が錯綜するスリリングな予告映像が解禁された。

　本作はイタリアの株式トレーダー、グイド・マリア・ブレラが2008年のリーマン・ショックからインスピレーションを得て執筆し大ヒットした同名小説のドラマ化。ロンドンの大手投資銀行で働く敏腕トレーダーが、ヨーロッパの経済を揺るがす金融戦争に巻き込まれる様をスリリングに描く。実際の金融危機や汚職事件がストーリーに織り込まれているほか、当時のニュース映像が組み合わさった真に迫る描写がみどころだ。

　主役のマッシモを演じるのは、ネットフリックスの人気ドラマ『SUBURRA －暗黒街－』での好演が話題を呼んだイタリアの新星、アレッサンドロ・ボルギ。英語作品初出演となる本作で、マッシモのカリスマ性を魅力たっぷりに表現する。そんなマッシモの能力を高く評価し、ユーロ経済、はてはEUを掌握せんと悪の道に誘惑するミステリアスな上司を演じるのは『グレイズ・アナトミー』シリーズのパトリック・デンプシー。ラブコメのプリンスのイメージが強かった彼が、本作では映画『ウォール街』のゴードン・ゲッコーを思い出させる強欲なCEOをダークに演じる。

　イタリア・イギリス・フランスのプロダクションの合作かつ英語で製作された本作には、主役のアレッサンドロ以外も、スペイン人のライア・コスタ（ソフィア役）、ポーランド人のカシア・スムートニアック（ニーナ役）、イギリス人のマラカイ・カービー（オリバー役）、ドイツ出身のピア・メヒラー（エレノア役）など、インターナショナルな顔ぶれが集結。中でもデンマークの名優マッツ・ミケルセンの兄でもあるベテラン俳優ラース・ミケルセンが、ハッキング組織のリーダーをミステリアスに演じ存在感を見せる。

　米大手投資銀行NYLロンドン支社のトップトレーダー、マッシモは副社長就任目前で何者かに仕掛けられたスキャンダルに巻き込まれる。その矢先オフィスで死亡事故が起き、捜査の矛先がマッシモに向けられてしまう。彼を陥れたのは誰なのか。ユーロを破滅させようとする恩師と組むべきか阻止するべきか、ヨーロッパ経済の崩壊が迫る中、マッシモは決断を迫られる。

　今回解禁となった映像は、「最強の武器とは？　現代では、銃でも戦車でも大砲でもない。それは金融だ」という物語の核心を突くセリフからスタート。続いて、ロンドンの大手投資銀行NYLで働くマッシモ（アレッサンドロ）と、その上司のドミニク（パトリック）の緊迫した対立関係が伺える場面が展開していく。後半では、ラース・ミケルセン演じる、金融機密情報を暴露する反政府組織サブテラニアのリーダーで元経済学者のダニエル・デュヴァルも登場し、彼の活躍が垣間見える場面も。

　最後は、意味深な笑みを浮かべるドミニクの姿とともに「悪魔は私たちなのだ」というセリフで幕を閉じるが、果たしてその意味とは。何者かがビル内で飛び降りるショッキングな映像や、実際のニュース映像なども組み合わされ、本作がただの金融ドラマではなく、殺人、陰謀、裏切り、告発、そして国家転覆の危機にまで発展する重厚な物語であることを予感させる予告編となっている。

　ドラマ『DEVILS～金融の悪魔～』（字幕版・吹き替え版／全10話）は、Amazon Prime Videoチャンネルの「スターチャンネルEX ‐DRAMA ＆ CLASSICS‐」で4月下旬より、第1～3話同時配信開始（第4話以降はその後毎週1話ずつ配信）。BS10スターチャンネルにて、字幕版・吹替版を6月に放送予定。