今夜スタート『イチケイのカラス』 竹野内豊が11年ぶり月9主演 型破りのクセ者裁判官が真実を裁く
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俳優の竹野内豊が主演を務める月9ドラマ『イチケイのカラス』(フジテレビ系/毎週月曜21時)の第1話が今夜5日放送。11年ぶりに月9主演を務める竹野内が、型破りのクセ者裁判官・入間みちおにふんし、入間に振り回されながらも真実をつかもうと奔走する“イチケイメンバー”の活躍をコミカル&ビターに描く。
【写真】裁判官姿の入間みちお(竹野内豊)の姿も 『イチケイのカラス』第1話より
本作は、民放連続ドラマでは初となる、刑事裁判官が主人公のリーガルエンターテインメント。キャストは、竹野内が自由奔放で型破りな東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称イチケイ)の裁判官・入間みちお役、黒木華が入間とは真逆の堅物タイプな裁判官・坂間千鶴役を演じるほか、新田真剣佑、山崎育三郎、桜井ユキ、水谷果穂、中村梅雀、升毅、草刈民代、小日向文世らが出演する。
入間みちお(竹野内)は、東京地方裁判所第3支部第1刑事部<通称:イチケイ>の刑事裁判官。元弁護士という異色の経歴を持つ入間は、ヒゲを生やし、服装はカジュアル、とぼけた発言もしばしばという、お堅い裁判官のイメージとはほど遠いゆるい空気をまとった男だが、先入観に一切とらわれない自由な観察眼と、徹底的に調べ上げる探究心を持ち、弁護士団や検察官の双方から恐れられているクセ者だ。
そんな入間を見守っているのは、イチケイの部長で、有罪率99.9%といわれる日本の刑事裁判において30件あまりの無罪判決に関わっている伝説の裁判官・駒沢義男(小日向)と、元傍聴マニアで、入間のファンを公言している裁判所書記官の石倉文太(新田)。また、お人よしの主任書記官・川添博司(中村)、3つ子の母でもある姉御肌の裁判所書記官・浜谷澪(桜井)、物おじしない新人の裁判所事務官・一ノ瀬糸子(水谷)も、しばしば入間に振り回されつつ、イチケイを支えているメンバーだ。
そのイチケイに、若くして特例判事補になったエリート・坂間千鶴(黒木)が赴任することになった。東大法学部出身の坂間は、冗談が全く通じない堅物タイプで、裁判官が的確かつ速やかに事件を処理することで日本の治安が維持されている、と強烈に自負している。坂間がイチケイに異動してきた目的は、事件の処理件数が信じられないほど少なく、会社なら倒産レベルの“赤字”状態であるイチケイを立て直すためだった。
駒沢は、さっそく坂間に入間と組むよう指示する。入間を裁判長に、坂間と駒沢の3人で審議する合議制で取り組むことになった起訴案件は、大学生の長岡誠(萩原利久)が、代議士の江波和義(勝村政信)に全治1ヵ月のケガを負わせた傷害事件だった。実は誠は、江波の秘書だった洋一郎の息子。洋一郎は、2ヵ月前、不正献金疑惑で東京地検特捜部がマークし始めた矢先に、電車に飛び込んで自殺を図っていた。
検察側から、入間のお目付け役として東京地検第3支部に異動してきた井出伊織(山崎)と、上司の主任検事・城島怜治(升)が出廷した第1回公判。誠は江波の方から先に殴ってきたと証言し、父は自殺ではないと主張した。すると入間は、傷害事件のもとになった洋一郎の死の真相を確かめる必要があるとして、捜査権を発動し現場検証を行うと言い出して坂間や井出たちを驚かせる。
ドラマ『イチケイのカラス』第1話は、フジテレビ系にて4月5日21時放送(初回30分拡大)。