『るろうに剣心 最終章 The Beginning』特報解禁 剣心が巴を抱きよせるポスターも
俳優の佐藤健が主演する大ヒットシリーズの完結編『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』より、6月4日より公開となる『The Beginning』の特報映像と本ポスターが解禁された。
【動画】巴(有村架純)が涙 『るろうに剣心 最終章 The Beginning』特報
10年という年月を経てついに完結を迎える『るろうに剣心』シリーズ。クライマックスを飾る『The Final』(4月23日公開)は、剣心の過去に深く関わる物語として、<十字傷の謎>を知るシリーズ最恐の敵・縁との戦いを、シリーズ最高峰のアクションとエモーショナルでドラマチックなラストバトルで描く。
そして、明治から幕末へと物語の舞台を移し、これまでのシリーズとは全く異なる雰囲気で描かれる『The Beginning』は、「なぜ、剣心は2度と人を斬らないと誓ったのか?」というシリーズ最大の謎に迫る始まりの物語となる。
今回、解禁となった『The Beginning』特報映像では、黒い着物に身を包んだ緋村剣心(抜刀斎)が血しぶきも省みずに容赦なく人を斬り捨てていく衝撃の姿が初お披露目。そして、剣心に近づく巴(有村架純)の存在も。のちに妻となり、剣心に斬殺されることになる巴。映像には巴が涙する姿も収められている。
さらに、剣心を人斬りの任に就ける長州藩の志士・桂小五郎(高橋一生)や高杉晋作(安藤政信)、そして、剣心と敵対する幕府側の浪士隊・新選組の斎藤一(江口洋介)や沖田総司(村上虹郎)など、動乱の幕末を生きた男たちの姿も登場する。
解禁となったポスタービジュアルは、白い着物の至る所から血が滲んで満身創痍な剣心が、降りしきる雪の中で静かに横たわる妻・巴を抱きよせるという、美しく、儚いビジュアルが完成。なぜ剣心は妻である巴を惨殺したのか? そしてなぜ不殺の誓いをたてたのか? 剣心の過去、そして十字傷の謎が明らかとなる。
「絶対に描きたかったエピソード」と主演の佐藤をはじめ、大友監督率いるスタッフ陣が並々ならぬ想いで作り上げたシリーズ最高傑作に期待が高まる。
映画『るろうに剣心 最終章 The Final』は4月23日より、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は6月4日より全国公開。
◆大友啓史監督コメント
十字傷の謎、それに触れずして絶対にシリーズは終われない。
シリーズ開始当初から、我々の意識の先には常にこの作品がありました。
来るべき新時代を肩に背負い、孤独に囚われ、返り血を浴びながら、生涯ただ一度の恋に生命を煌めかせた、ある人斬りの「運命」をめぐる物語。それは僕にとって、「龍馬伝」の岡田以蔵に始まる佐藤健との十年に及び旅のまさに終着点であり、総決算に他なりません。
人斬り抜刀斎そのものと化した佐藤健は、蒼白く燃える魂を心の奥底に秘め、巴との邂逅と不殺の誓いに至るプロセスを、美しく、ストイックに演じ切りました。その一瞬一瞬を噛み締め、愛おしみながら、僕たちは彼の姿を瞼に焼き付け続けました。
いよいよシリーズ最後の作品、そして我々の集大成をお披露目する時です。
「おろ?」っとおどける剣心とは別人格の、京都の夜を震え上がらせた人斬り抜刀斎の全貌が明らかになります。積み重ねてきた十年に渡る私たちの時間の結晶と、剣心と巴との生命の燃焼の物語「The Beginning」を、ぜひ劇場でご覧いただき、楽しんでいただければと思います。
◆佐藤健コメント
『The Beginning』では、剣心を語る上で欠かせないエピソードである、剣心が抱える十字傷の正体が明らかになります。
パート1から『The Final』で穏やかに微笑んできた剣心とは違い、闇の中で生きる人斬り時代の剣心の姿が描かれます。
剣心のこのエピソードをお客さんに知ってもらって初めて『るろうに剣心』が完結します。
完成した映画を見ましたが、僕が思い描いたものを遥かに超えたクオリティで大友監督が映画として完成させてくれました。嬉しいですし、悔いはありません。
僕自身絶対に演じたいエピソードでしたので、早く皆様に届けたいです。ぜひ、『The Final』と合わせてご覧頂けると嬉しいです。