追いつめられる菅田将暉×凶行に及ぶFukase『キャラクター』衝撃展開の予告&主題歌解禁
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俳優の菅田将暉が主演を務め、SEKAI NO OWARIのボーカル・Fukaseが共演する映画『キャラクター』の主題歌が、バンド「ずっと真夜中でいいのに。」のACAねとラッパー・Rin音による「Character」に決定。併せて、同曲にのせ衝撃の展開が目白押しの予告編が解禁された。
【動画】謎が謎を呼ぶ展開 『キャラクター』主題歌入り予告編
もしも売れない漫画家が殺人犯の顔を見てしまったら、しかも、その顔を“キャラクター”化して漫画を描いて売れてしまったとしたら―? 本作は、そんなアイデアを基軸に、登場人物(キャラクター)それぞれが幾重にも交錯する物語を描くダークエンターテインメント。
漫画『20世紀少年』『MASTER キートン』をはじめ、浦沢直樹作品を数多く手掛けてきたストーリー共同制作者・長崎尚志が、10年の歳月をかけて企画を練り上げた。菅田が、スケッチに向かった先で一家殺人現場に遭遇し、犯人を目撃してしまう主人公・山城圭吾を演じ、本作が俳優デビューとなる Fukaseが、山城と出会い運命を狂わす天才的な殺人鬼・両角を演じる。メガホンをとるのは『帝一の國』の永井聡監督。
ACAねとRin音が歌う主題歌「Character」を手掛けたのは、劇伴も担当しているYaffle(小島裕規)。そのYaffle、ACAね、そしてRin音のコラボレーションがこの主題歌限定で実現。優しさと攻撃的な側面を併せ持ったRin音のラップと、謎だらけのサイコキラー・両角をイメージした詞を歌い上げるACAねの危うくも透き通った声が強烈に交わり、本作の衝撃的な展開を象徴するサウンドとなっている。
自身の名前で初のコラボに参加したACAねは「初めての合わせ技で参加させてもらった曲映画館で聴けるの楽しみです」とコメント。Rin音も「普段よりも奇妙で力強いサウンドにリリックを書いて自分の性格の中の攻撃的な面を全面に出した曲になったと思います!」と自信をみせている。
主演の菅田も「主題歌の概念を覆されるような音楽に『キャラクター』という異質な作品の奥行きが更に深くなったように思います」と絶賛。「作品全体の音楽をYaffleさんが手がけ、複数のアーティストの色を重ねて作られた楽曲。この映画ならではです。是非、エンドロールまでお楽しみください」とコメントを寄せている。
予告編には、主人公の山城(菅田)と殺人鬼・両角(Fukase)が出会ってしまうことで、前代未聞の事件が巻き起こっていく様が映し出されている。偶然居合わせた殺人現場で犯人の両角を見てしまい、それをキャラクターとして自身の漫画『34(さんじゅうし)』に描いたことで一躍売れっ子漫画家になる山城だったが、やがて『34』の描写と全く同じともいえる殺人事件が起こる。そして突然、山城の前に両角が姿を現し「先生が描いたものも、僕、リアルに再現しておきましたから」と告げる。
交わってしまった‟未熟な漫画家”と‟美しき異常者”。「作品を作るにはアシスタントが必要でしょ?」という不気味なせりふと共に次々と凶行に及んでいく両角。彼の目的とは何か? そして山城の記憶とは全く違う人物が犯行を自供したことで、暴走していく物語。精神的にも追い詰められる山城と事件の真相を追う刑事・清田と真壁。やがて、パートナーの夏美までをも巻き込んでいき…。謎が謎を呼ぶ映像となっている。
映画『キャラクター』は6月11日より公開。