『向こうの果て』松本まりかを取り巻く6人の男に松下洸平・柿澤勇人・宇野祥平ら
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女優の松本まりかが主演を務める5月14日スタートの『WOWOWオリジナルドラマ 向こうの果て』(WOWOWプライム/毎週金曜23時)より、オールキャストとポスタービジュアルが解禁された。
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本作は、ドラマ、舞台、小説の3つのコンテンツで展開されるオリジナルシナリオの連動プロジェクト。ドラマ版、舞台版の脚本と小説を書き下ろすのは、劇団・ゴツプロ!の座付き作家でもある脚本家・竹田新。ドラマ版のメガホンをとるのは、映画『ミッドナイトスワン』やNetflixオリジナルシリーズ『全裸監督』など話題作を手掛けてきた俊英・内田英治。今年4月23日より上演される舞台版は、女優の小泉今日子が、ドラマ版で松本が演じる池松律子役を務める。
ドラマ版の舞台は、昭和60年の東京。痴情のもつれから、マンションの一室で放火殺人が発生する。逮捕された池松律子(松本)と、死亡した小説家・君塚公平は幼なじみだった。事件を担当する検事・津田口の取り調べにも、どこか浮遊しているような態度でするりとかわしていく律子。津田口は事件の真相を追って、これまでに律子と関わってきた人物たちと接触し始める。
今回解禁されたのは、律子を取り巻く6人の男たちをはじめとするオールキャスト。事件の被害者で律子の幼なじみである小説家・君塚公平役に松下洸平。事件の真相を追ううちに次第に律子へと傾倒していく担当検事・津田口亮介役に柿澤勇人。青森の刑事で律子と公平の幼なじみ・村上姫昌役に加治将樹。律子の二番目の夫でヤクザ組員・山之内一平役に渋川清彦。律子の最初の夫で有名製菓会社の社長・京波久雄役にお笑いトリオ・東京03の豊本明長。かつて幼い律子を引き取った叔父・行島道夫役に宇野祥平が決まった。
また本作には、舞台版を手掛ける劇団・ゴツプロ!の役者陣も出演。律子の父・池松喜平役を塚原大助、公平の父・君塚隼吾役を浜谷康幸、姫昌の父・村上松夫役を泉知束が演じる。脚本を務める山野海(筆名:竹田新)も、津田口と行動を共にする検察事務官・南川澄子役で出演する。さらに、津田口の上司で東京地検中央支部・支部長の木田武役には、辰巳琢郎が決定した。
ポスタービジュアルは、鏡越しにこちらを見つめる律子(松本)の姿に、「その素顔、近づくほどに見えなくなる。」というコピーが添えられたもの。鏡に映る“虚像”の律子に思わず目を奪われてしまうようなビジュアルとなっている。
なお今回、本作のキーアイテムとして劇中に出てくる津軽三味線の監修を、小山流三代目の小山豊氏が務めることも発表。同氏が手掛ける楽曲「時雨」が本作の主題曲として採用される。
撮影時の松本について、君塚公平役の松下は「松本まりかさんとは初共演だったのですが、全身全霊で律子を演じるその姿に胸を打たれました。ほとんどが松本さんとのお芝居だったんですが、毎回貰うエネルギーが凄かったです。僕も全力で返さねばと思いました」とコメント。
津田口亮介役の柿澤は「松本まりかさん演じる律子がどう出てくるかによってまったく芝居が変わるので、僕も固め過ぎず、作りすぎず、現場で反応して挑みました。松本さんがこの作品に対して賭ける想いは対峙した瞬間に分かりましたし、僕も芝居の中でクランクアップまでともに歩めたらいいなと思いながら撮影していました」。村上姫昌役の加治は「撮影初日、内田監督の『ここは村上を言葉で優しく包んであげて』という演出に対し、松本さんは一瞬ですべてを理解し、私はそのシーンで正しく言葉通り律子の言葉に優しく包まれ不思議な感覚になりました。カットがかかると同時に鳥肌が立ち松本さんに対して興奮と感動した事を覚えています」と語っている。
『WOWOWオリジナルドラマ 向こうの果て』は、WOWOWプライムにて5月14日より毎週金曜23時放送。全8話。