泣き叫ぶ水原希子、愛も憎しみも限界を超えた逃避行 『彼女』初映像&場面カット解禁
女優でモデルの水原希子と、ゲスの極み乙女。のドラマーとしても活動する女優のさとうほなみが共演するNetflix映画『彼女』より、初映像となるディザー予告編、およびティザーアート&場面写真が解禁された。
【写真】さとうほなみを後ろから抱きしめる水原希子 映画『彼女』場面カット
本作は、中村珍の漫画『羣青』(小学館IKKIコミックス)を実写化。日本の美しい景色を背景に、正しいことも悪いことも、愛も憎しみも限界を超えた女性2人の逃避行を描き、観る者に愛の本質を問うロードムービーだ。
自由気ままに見えて、実は同性愛者であることを家族に言えず生きづらさを感じている永澤レイを水原、父に続き夫からもDVを受けて人生に絶望している篠田七恵を、ゲスの極み乙女。のドラマー“ほな・いこか”としても活動するさとうが演じる。2人の脇を固めるのは、真木よう子、鈴木杏、田中哲司、南沙良、新納慎也、田中俊介、鳥丸せつこ。メガホンをとるのは『軽蔑』(2011)、『ここは退屈迎えに来て』(2018)などの廣木隆一監督。
裕福な家庭に生まれ育ち、何不自由ない生活を送ってきたレイ(水原)はある日、高校時代に思いを寄せていた七恵(さとう)から連絡を受け、10年ぶりの再会を果たす。しかし喜びも束の間、夫からのDVで全身あざだらけとなった七恵を目の当たりにし、がく然とする。追い詰められ死を口にする七恵に「それならば夫が消えるべきだ」と諭すレイ。「だったら殺してくれる?」と呟く七恵。その言葉通り、レイは七恵の夫を殺害。そして行くあても、戻る場所もないふたりは共に逃避行に出る…。
予告編は、「もう帰るところないから」「あんたしかいないから」と言うレイのセリフと共に、2人だけの逃避行が始まるところからスタート。2人がバイクに乗り風を切る姿や、夏の緑が眩しい水辺で寝転ぶ姿などロードムービーらしいシーンがある一方、血しぶきが飛んだ七恵の結婚式の写真やレイが返り血を洗い流す様子など不穏な場面も映し出される。最後は、レイが「あたしの人生なんか、あんたがニコッとしただけでボロボロになるんだよ」と振り絞るような声で泣き叫ぶ姿に続き、悲しげな表情を見せる姿で終了。誰かを心から好きになることの喜びと切なさをを表現する2人の姿を凝縮したような映像となっている。
ティザーアートは、レイ(水原)と七恵(さとう)が穏やかな表情で目を閉じて頬を寄せ合う姿を切り取ったもの。場面写真は、レイと七恵の仲むつまじい様子をメインに、登場人物たちのさまざまな表情を捉えたものとなっている。
Netflix映画『彼女』は、Netflixにて4月15日より全世界独占配信。