“白洲次郎”浅野忠信、卓越した英語力&交渉術でGHQを圧倒 『日本独立』本編解禁
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俳優の浅野忠信が主演を務め、俳優の小林薫、女優の宮沢りえと共演する映画『日本独立』より、本編特別映像2本が解禁された。浅野演じる白洲次郎が卓越した英語力と交渉術でGHQを圧倒する、本作最重要シーンが切り取られている。
【動画】白洲次郎演じる浅野忠信の英語力に注目 『日本独立』本編解禁
第二次大戦終戦直後、GHQに占領された日本で、そのGHQと互角に渡り合った2人の男、吉田茂と白洲次郎。米国主導で早急に憲法改正を推し進めようとするGHQに抵抗し、激烈な戦いに挑む彼らの心にあったものは、一刻も早い日本の独立への思いだった。本作は、本音で激論を交わすことをいとわない、親子ほども年の違う2人の絆、そして日本の未来を見据えた熱い思いを描く。浅野が白洲次郎を、宮沢がその妻・正子を、そして小林薫が昭和史に残る政治家・吉田茂を演じる。監督は、映画『プライド 運命の瞬間』や『ロストクライム ‐閃光‐』を手掛けた伊藤俊也。
戦後の混乱期に吉田茂の側近として活躍した主人公・白洲次郎。ケンブリッジ大学への留学経験からイギリス仕込みの流ちょうな英語を話し、いかなる時でも物事の筋を通した頑固者としても知られる。吉田茂たっての頼みで終戦連絡事務局でGHQとの交渉役を任された彼は、GHQをして「従順ならざる唯一の日本人」と言わしめるほどの交渉力を見せる。
白洲を演じる浅野は、本作出演の理由を「あの時代にいち早く世界に目を向け、語学にも長(た)けており、外国の方とも対等にやりあってた白洲次郎さんへの興味」と語る。「ダンディで生き方も魅力的な彼を演じることにワクワクした」という。
解禁された本編映像1本目は、白洲次郎が初めてGHQを訪れ、自己紹介をするシーン。ストライプのスーツに白い帽子姿で颯爽と2人の前に現れた白洲次郎は流ちょうな英語で自己紹介。英語力を褒められた白洲は、「あなたも勉強すれば、すぐ上達しますよ」とさらりと交わす。占領下の日本で臆することなく堂々とGHQと渡り合った白洲次郎を語る際によく伝えられる有名なエピソードだ。
2本目は、物語のクライマックスでマッカーサーとの極秘対談に挑んだ吉田の要求を白洲が英語で通訳する場面も。未来の日本独立のために堂々と発言する、本編の肝となる最重要シーンだ。ごう慢なマッカーサーも吉田の堂々たる発言、白洲の権力に臆することのない姿、流ちょうな英語を前にして、ニヤリとうなずき納得した表情を見せる。
映画『日本独立』は、本日12月18日より全国順次公開。