マヂカルラブリーがM‐1優勝 野田クリスタル「お笑い王になりたい」
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お笑いコンビ・マヂカルラブリー(野田クリスタル・村上)が20日、都内で開催された日本一の若手漫才師を決める『M‐1グランプリ 2020』(以下、M‐1)で優勝。大会直後の記者会見にて、野田クリスタルは「お笑い王になりたい」とさらなる野望を掲げた。
【写真】「M‐1グランプリ2020」優勝トロフィーを掲げるマヂカルラブリー
今年のM‐1は、5081組がエントリー。20日の決勝ファーストラウンドには10組のコンビが勝ち上がり、最終決戦にはおいでやすこが、マヂカルラブリー、見取り図の3組が進出。フレンチネタ(1本目)と電車のつり革ネタ(2本目)を披露したマヂカルラブリーが、16代目王者に輝いた。
野田は、決勝を振り返って「色んな漫才があった。正直、おいでやすこがが優勝してもとんでもないことになっていたと思うし、僕らは漫才中あんまり喋れていなかった。僕らで良かったのだろうかと思う」と冷静にコメント。「でも、チャンピオンとして自覚を持って…もう、オレはチャンピオンです! 文句言わせません。僕らのは漫才です!」と言い切った。
さらに優勝の要因の1つとして、「ちゃんと死ぬ気でやりだしたからかもしれない。手は抜いていないけど『このままではまずいぞ』と思ったのが今年。今までは、お客さんを笑わせなくても、自分たちが面白いな、というネタが多かった。でもちゃんとウケたら票が入ると信じていた。そこは意識した」と明かした。
R‐1とM‐1で優勝している野田。キングオブコントを意識して「色んな大会があるので、僕、お笑い王になりたい。史上初の3冠とります! (キングオブコントは)芸歴制限がありません。一生挑戦してやります」と宣言。村上が「ちょっと休んでもいいかなと思う…」とつぶやくと、野田は「休まねぇ。オレは止まらねえ。3冠とってみせる」と目がギラつかせていた。
また番組内で、審査員を辞めると発言した上沼恵美子に関して野田は「毎年誰か怒られているんですけど、上沼さんに怒られた組が今年はなかった。本当に辞めちゃうつもりなのかなと不安になった。僕らは、(2017年大会決勝にて)最下位でああいうことがあって、優勝まで(上り詰めた)。絶対必要な存在。やめないでほしいです」とメッセージを送った。