中井貴一、主演『共演NG』は「いまのドラマ界にないドラマ」
俳優の中井貴一が18日、リモートで開催されたテレビ東京、BSテレ東の秋の編成説明会に、主演ドラマ『共演NG』(今秋スタート)の撮影現場から参加し、見どころや意気込みについて語った。また、改編に関しては、人気番組『家、ついて行ってイイですか?』が10月から2時間枠に拡大となることなどが同局から発表された。
【写真】中井貴一&ピカチュウ、テレビ東京・BSテレ東 10月編成説明会に登場
「観たらますます面白いテレ東」をキャッチフレーズに掲げたこの秋のテレビ東京。『家、ついて行ってイイですか?』の2時間枠への拡大について、大庭竹修部長は「(新型コロナウイルスの感染拡大で)ロケがやりづらい状況ではありますが、スタッフが努力、工夫し、いろんな形の『家、ついて行ってイイですか?』を模索し、2時間に広がっても濃い内容でやってくれると思います」と期待を口にした。
新ドラマ『共演NG』の現場からは主演の中井貴一とピカチュウが会見に出席。原作に秋元康、演出に大根仁を迎え、過去の恋愛から長年共演NGとなっていた大物俳優と女優があるドラマで再共演を果たすことから巻き起こる騒動を描く本作。中井は「テレビ東京以外ではできないドラマだと思って受けた」と6年ぶり民放連ドラ出演を決めた理由を明かす。
中井自身、“共演NG”な俳優はいるか? との問いには「いません」と即答。「芝居と現実は全然違うので、芝居をしてて楽しい人なら普段の性格が少々悪かろうがいいんです」と仕事を離れての相性や相手の人間性などは気にしないよう。
一方、同ドラマの稲田秀樹プロデューサーは「長年やってきて、正直(共演NGという問題は)あります。一番多いケースは今回の設定でもある過去の恋愛がらみ」と明かし、さらに「主演の方に『この役はこの人で』と説明したら『そいつは勘弁してくれ』と言われたことがあり、内々に既に(出演をオファーし)説明していたので、どう断ったらいいのかと困った」と赤裸々に自身の経験を語った。
中井は改めて「観ていただくと、いまのドラマ界にないドラマと認識してもらえると思う。ドラマは視聴率に影響を受けるけど、こういうこともできるんだという一つのアンチテーゼになればと臨んでいます」と言葉に力を込めた。