ノア・シュナップ主演の映画『エイブのキッチンストーリー』より、ノア演じる主人公の少年の豊かな表情とおいしい料理が盛りだくさんに詰まった予告＆ビジュアルが解禁された。

【写真】ノア・シュナップ初主演『エイブのキッチンストーリー』場面カット

　本作は、イスラエル人の母とパレスチナ人の父を持つニューヨークの12歳の少年が、大好きな料理を通して家族や自分自身を見つめ直す姿を描く成長ストーリー。Netflixオリジナルドラマシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』にウィル役で出演したノアが主人公エイブ役を演じる。監督はブラジル人のフェルナンド・グロスタイン・アンドラーデ。YouTuberであり新聞や雑誌の記者でもあるアンドラーデが、自身の半生をベースに独自の視点で描いた。

　ブルックリン生まれの少年エイブは、文化や宗教の違いから対立する家族に悩まされる中、料理を作ることを唯一の心のよりどころとしていた。誰も自分を理解してくれないと思っていたエイブはある日、ブラジル人シェフのチコに出会う。チコが作る世界各地の味を掛け合わせた「フュージョン料理」を自身の複雑な背景と重ね合わせたエイブは、自分にしか作れない料理で家族をひとつにしようと決意する。

　予告編には、ノア演じるエイブのさまざまな表情が詰まっている。両親に向かって「家族は一緒にいなきゃ」と苦悩する表情を見せたり、食べ物を目の前にして最高にかわいい笑顔を見せたり、そして包丁で野菜を刻む真剣な表情ものぞかせたり。さらに、おいしい料理の映像も盛りだくさん。冒頭からビザやホットドッグにチーズがとろーり、フライパンで油がはじける音に気持ちのいい包丁の音、カラフルな食材の数々。かわいさとおいしさがフュージョンした予告となっている。

　ポスタービジュアルには、「僕にしか作れないたった一つの家族のレシピ－」というキャッチコピーと共に、真剣な表情で卵を割るキュートなエイブの姿が写し出され、下方には本作の舞台となるエイブの生まれ育ったニューヨーク・ブルックリンの街がイラストで描かれている。

　映画『エイブのキッチンストーリー』は11月20日より全国順次公開。