真矢ミキ主演『さくらの親子丼』第3弾決定 新キャストに新川優愛&山崎静代
女優の真矢ミキが主演を務めるドラマ『さくらの親子丼』シリーズの第3弾が、東海テレビ・フジテレビ系にて10月17日より放送されることが決まった。新キャストとして女優の新川優愛と南海キャンディーズの山崎静代が出演する。
【写真】『さくらの親子丼』第3弾に新たに出演する新川優愛&山崎静代、ほか過去シリーズの場面カットも
本作は、虐待や育児放棄などさまざまな事情で家族と暮らせない子どもたちの一時避難施設を舞台に、傷ついた子どもたちと世話焼きおばさんが織りなすヒューマンドラマ。2017年10月期放送の『さくらの親子丼』、2018年12月期放送の『さくらの親子丼2』に続くシリーズ第3弾となる。
行き場のない子どもたちに無償で親子丼をふるまっていた九十九さくら(真矢)は、子どもシェルター「ハチドリの家」の食事スタッフとなり、心を閉ざした子どもたちに愛と希望を伝えようと奮闘した。あれから2年。さくらは、三谷桃子弁護士(名取裕子)が新たに作った子どもシェルター「第2ハチドリの家」でスタッフとして働いていた。平成から令和へと時代は変わっても、行き場のない子どもたちは増え続け、子どもたちを守る場所は不足したまま。さまざまな経験を経て、子供たちに向かうさくらの思いも深化していた。
そんな中「第2ハチドリの家」に新米弁護士の宮部雪乃(新川)がやってくる。雪乃の熱心すぎる思い入れに、子どもたちはかえって離反し、激しく傷つく雪乃。そんな姿にさくらはかつての自分を見いだし、優しく寄り添う。さらに、さくらは加害者である親にも向き合い、心の奥底を開いていく。
主演の真矢は「またさくらに会えるという純粋な喜びと、コロナ禍でさらに増え続けている虐待のニュースを拝見してこの時代にまたさくらに出会えることの必然性を感じ、演じることや作品への思いが強くなっています」と話す。
新川が演じる新人弁護士で子どもシェルターのスタッフとなる宮部雪乃は、正義感が強く、明るい性格の一方、誰にも話していない心の傷があり、そのことでさくらを悩ませることになる。
新川は「今の時代の『若い子』と呼ばれる世代には、我々がその『若い子』だった頃より、複雑で深い事情があるのではないかと思いますし、明るい気持ちだけだけではなく、少し落ち込んでしまうような気持ちにも、この物語が寄り添えたらいいなと思います」と語る。
一方、山崎が演じるのは、元女子プロボクサーで「第2ハチドリの家」ホーム長の高瀬川多喜。「子どもを傷つけるのはいつも大人。だけど、その子どもを助けるのも大人」が口癖で、やり場のない怒りや悲しみを抱えた子どもたちにボクシンググローブを差し出し、パンチを打ち込ませ受け止める。
山崎は「子どもの時の生活環境がその人の人格を作っていくと思うのですが、辛い思いをしている子供たちがたくさん出てくるお話なので、役を通じてそれぞれの家庭にはあまり深く踏み込めないけど、愛を持って、少しでも良い影響を与えることができるように接していきたいなぁと思いました」とメッセージを寄せている。
大人の土ドラ『さくらの親子丼』シリーズ第3弾は、東海テレビ・フジテレビ系にて10月17日より毎週土曜23時40分放送。