『イエスかノーか半分か』アニメ映画化 12月「BL FES!! 2020」で上映
一穂ミチ(原作)、竹美家らら(イラスト)の小説『イエスかノーか半分か』が、12月開催のボーイズラブの世界を楽しめる上映イベント「BL FES!! 2020‐Boys Love Festival!!‐」(ビーエルフェス)でアニメ映画として上映されることが決定。併せて、主題歌が流れる予告編とキービジュアルが解禁された。
【写真】『イエスかノーか半分か』原作ビジュアル
本作は、一穂ミチ、竹美家ららによる同名小説(新書館ディアプラス文庫刊)を原作に、アナウンサーと映像作家の三角関係を描く劇場アニメ。王子と称される完璧な表の顔と、毒舌でぐうたらな裏の顔を持つ人気若手アナウンサーの国江田計は、取材で知り合った映像作家の都築潮と再会するが、幸い都築はくたびれたジャージにマスクの男があの国江田計とは気づかない。
とっさに「オワリ」と名乗った計は、行きがかり上怪我をした都築の仕事をしばらく手伝うことに。いやいやながらはじまった協力関係だったが、計は唯一自分を偽らずにいられる潮との空間を好ましく感じ始める。一方で潮は取材で顔を合わせるアナウンサー・国江田計の立ち振る舞いに惹かれ…物語は計・オワリ・潮の奇妙な三角関係へと発展していく。
今冬開催される「BL FES!! 2020‐Boys Love Festival!!‐」では、『イエスかノーか半分か』と、紅蓮ナオミ作『まるだせ金太狼』(ジュネット刊)のアニメ化作品を同時上映。そのほか、BL界有数のアワードである「このBLがやばい!」(JIVE刊)2021年度版の発表会や声出し可能の応援上映会、キャスト登壇のトークショーも予定されている。
チェアマンには、『ズートピア』のニック・ワイルド役や『FINAL FANTASY VII』のセフィロス役など精力的に活動する声優の森川智之が就任。BL作品にも数多く出演し「BL界の帝王」の異名も持つ森川が、プロジェクト全体の総合プロデュースを務める。
一穂ミチが作詞を務めた『イエスかノーか半分か』の主題歌「世界とかくれんぼ」は、国江田計役の阿部敦と都築潮役の川原慶久がデュエットで歌唱。予告編では阿部の歌唱シーンが起用されており、2人のデュエットは「本編でのお楽しみ」と期待感を煽る映像となっている。
「BL FES!! 2020‐Boys Love Festival!!‐」は、新宿バルト9ほか全国にて12月開催。ムビチケは8月15日より発売。