ジョニー・デップ、死を前に人生の愛おしさに気づく『グッバイ、リチャード!』予告編
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俳優ジョニー・デップが主演を務める映画『グッバイ、リチャード!』より、予告編が解禁された。余命宣告を受けた主人公が自暴自棄になり、一時は酒にナンパにマリフアナと享楽的な生活に明け暮れていたものの、やがて人生の答えを見つけ出そうと模索し始める姿が描かれている。
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本作は、余命180日の崖っぷち男が人生の愛おしさを見つけるライフ・ファインディングドラマ。主人公リチャードを演じるデップは、今年、初主演映画『クライ・ベイビー』の公開から30年のメモリアルイヤーを迎え、再び本作でインデペンデント作品への回帰を果たした。プロデューサーは第82回アカデミー賞6部門を受賞した『ハート・ロッカー』を手掛けたグレッグ・シャピロ。共演には、『ゾンビランド:ダブルタップ』の次世代若手女優ゾーイ・ドゥイッチ、『ワンダーウーマン』のダニー・ヒューストンらが名を連ね、シリアスになりがちな“人生の終わり”というテーマを新鋭ウェイン・ロバーツ監督がユーモラスに描き出す。
予告編は、デップ演じる大学教授のリチャードが、医師から突然の余命宣告を受けるシーンから始まる。がんが全身に転移しており、余命は長くて半年。自暴自棄になったリチャードは背広のまま池にダイブしたり、授業を放棄し「マリフアナの売人がいたらぜひ紹介してくれ」と生徒に呼びかけたりする始末。妻の浮気が発覚しても「その代わり俺も自由にさせてもらう」と酒やナンパに明け暮れ、残された時間をありのまま楽しむことを決意する。
しかしついにリチャードは自らの“終わりの日”を意識し始める。娘を抱きしめ、生徒に人生の教えを説く姿など、やがて自らの死を前に人生の愛おしさに気づいてゆく様子が描かれる。
デップは「さよならを言うのはいつでも醜く、とても悲しいことだ。そんななか、尊厳を保ちつつ、ユーモアを忘れない、究極のさよならを描いている」と、本作の脚本に引かれた理由を明かす。突然訪れた人生の“終わり”と新しい生き方の“始まり”をコミカルかつハートフルに描いた物語と、主演デビュー30周年を迎えたデップのキャリアの到達点とも言える演技に胸膨らむ予告編となっている。
映画『グッバイ、リチャード!』は8月21日より全国公開。