内田理央×稲葉友出演、NON STYLE・石田脚本『クソみたいな映画』ポスター解禁
女優の内田理央や俳優の稲葉友らが出演し、NON STYLEの石田明が脚本を務めた映画『クソみたいな映画』より、ポスタービジュアルが解禁。併せて、内田、稲葉、石田、芝聡監督のコメントも到着した。
【写真】映画『クソみたいな映画』に出演する内田理央の場面写真
本作は、石田が長年あたためていた渾身の物語で、人間の汚さ、美しさに焦点をあてた作品。内田や稲葉のほか、村田秀亮(とろサーモン)、相島一之、川上麻衣子、永尾まりや、鈴木康介、ほんこん、YOU、根岸季衣、ナダル(コロコロチキチキペッパーズ)、ゆきぽよ、兵動大樹ら多彩なキャストが出演する。映画主題歌は、眉村ちあきが担当。
物語の舞台となるのは、小さな映画館。この日、上映されるのは何の変哲もないコメディ映画で、観客は運送会社の社長夫婦、浪人生、キャバ嬢、売れない役者の5人。実は、彼らはたまたま居合わせたのではなく、ある一人の女によってこの映画館に集められていた。女の目的は、死んでしまったフィアンセの復讐。「あなた達が私の彼を殺したんです」復讐の念を持つ一人の女と集められた観客、そして、上映されている映画との因果関係は…?
ポスタービジュアルは、内田と稲葉をはじめとするキャスト陣の劇中の姿を、それぞれ映画のフィルムの中に収めて配置したもの。「もしかしたら、あなたが殺したのかもしれない」という意味深なキャッチコピーと、「このクソみたいな世の中で―石田明」という言葉が添えられている。
内田は脚本を読んだ当時を振り返り、「石田さん脚本の台本を頂いた際にまずタイトルに驚き、このストーリーを映像にした時どんな風になるのだろうとワクワクしました」とコメント。そして「理不尽な事で心が擦り切れたり疲れてしまった時にポジティブになれるヒントが、この映画を観て見つかればいいなと思います。優しい世界になりますように」とメッセージを寄せている。
稲葉は「強烈な個性を持った人たちが次々と登場し物語が展開していくのですが、僕にはその人たちが生きている中で接したことのある身近な人たちのようにも思えました。『クソみたいな映画』で演じた南条翔太という男は、途方もなく優しくて強い人でした」と登場キャラクターの魅力をアピールし、「この映画からいろいろなことを感じていただけたら幸いです」と語っている。
脚本の石田は「今世の中はクソみたいに面白くない出来事や、クソみたいに胸糞悪い出来事に溢れています。そんな世の中だからこそ今この『クソみたいな映画』で見てもらっていろいろ感じてもらえればなと思います。ジャンルはなんなんでしょう?不明です。とにかく見始めた時の感想と見終わった時の感想の差を楽しんでください」と作品への自信をにじませたコメントを寄せた。
芝監督は「変なタイトルの、へんてこな映画です。“NON STYLE 石田”という稀代の才能の持ち主と、映画の企画を1年かけて相談して書いて頂いた素晴らしい台本が、映像になりました。コメディからサスペンスからラブストーリーまで、盛りだくさんの幕の内弁当的な映画になっています。『世の中なにが起こっても、後から振り返れる日が来る』そう思ってバラエティー育ちの素人監督が夢中で作りました」と作品をアピールしている。
映画『クソみたいな映画』は、7月3日より公開。