ジェシー・バックリーの歌声に涙する!『ワイルド・ローズ』予告編解禁
映画『ワイルド・ローズ』より、女優ジェシー・バックリー演じる主人公がステージで感動の歌声を披露する予告編が解禁された。
【写真】ジェシー・バックリーが熱唱! 映画『ワイルド・ローズ』メインカット
本作は、実在の人物をモデルに、歌手としての成功を目指し、夢と家族のはざまでもがくシングルマザーの姿を描く。全曲を自ら歌う主演に挑むのは、『ジュディ 虹の彼方に』(2019)での好演が光った英国の新鋭ジェシー。母親役には『リトル・ダンサー』(2000)でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたジュリー・ウォルターズ。ローズに手を差し伸べる資産家スザンナ役に『ホテル・ルワンダ』(2004)で同賞にノミネートされたソフィー・オコネドーなどが顔をそろえる。
カリスマ的な歌声を持つシングルマザーのローズは、故郷のスコットランドから米国に渡り、歌手としての成功を夢見ていた。だが、不器用にしか生きられない彼女は、夢を追い求めるあまり、時に愛する母親や幼い2人の子供を傷つけてしまう。夢か家族か。ついにつかんだチャンスを前に、彼女がたどり着いた答えとは?
予告編は、ローズ(ジェシー)が幼い2人の子供たちと抱き合う、家族愛あふれるシーンから始まる。遠く離れた米国で歌手として成功する夢を諦めきれず、音楽活動を続ける中で、母親(ジュリー)と衝突し、子供たちからも「ママなんて大嫌いだ!」と言われてしまう。不器用な故に夢と家族の間でもがき苦しみながらも、ステージに自分の居場所を求めて懸命に生きるローズの姿が映し出される。
予告編の後半でローズが歌うのは、主題歌「GLASGOW」。アカデミー賞ショートリストにも残り、賞レースで音楽賞を席巻したこの楽曲は、実際にジェシー本人が歌唱。英国アカデミー賞(BAFTA)授賞式の会場でも歌い上げ、英国を代表するアーティストのアデルも、その歌声に喝采を送った。劇中、ライブシーンなどで披露される数々の歌もジェシーが歌っている。その歌声は学生時代を過ごした音楽学校で鍛えられたもの。
トム・ハーパー監督はジェシーの歌を聴いたときのことを、「すぐに皆『まさにこれがローズの声だ』と言いました。その歌は映画の本質を捉えていました。ローズができる限り人生を進み、最後に本当の自分のルーツから逃げられない、と悟るこの映画の場面そのものの瞬間でした。映画の物語を歌の中に見事に再現していました」と絶賛している。
映画『ワイルド・ローズ』は6月26日より全国公開。