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殺人鬼と犬が顔を合わせ一触即発『アングスト/不安』“犬だけは無事”な特別映像解禁

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映画『アングスト/不安』場面写真
映画『アングスト/不安』場面写真(C)1983 Gerald Kargl Ges.m.b.H. Filmproduktion

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 あまりにショッキングな内容のため世界各国で上映禁止となり、製作から37年を経て日本劇場初公開される実録スリラー映画『アングスト/不安』より、劇中に登場する飼い犬にスポットを当てた特別映像と新場面写真が解禁された。

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 本作は、1980年にオーストリアで実際に起きた殺人鬼ヴェルナー・クニーセクによる一家惨殺事件を映画化した実録スリラー映画。メガホンをとったのは、全額自費で本作を製作したジェラルド・カーグル。83年公開当時はそのショッキングすぎる内容により本国オーストリアでは1週間で上映打ち切り、他の欧州諸国でも上映禁止。米国ではXXX指定を受けて配給会社が逃げたという。日本でも劇場公開されず、レンタル用VHSも出回った数は極少。見たくても見られない作品となっていたが、今回R15+指定で公開される。

 特別映像に映し出されるかわいらしい犬は、刑務所から放たれた殺人鬼による一家惨殺事件の犠牲となった、とある一家で飼われている。冒頭ではこの犬が、強い殺人衝動に駆られ屋敷に侵入した主人公K.と顔を合わせる場面が映し出される。侵入者を警戒していないのか、つぶらな瞳でK.を見上げる犬。「犬の安否が心配な愛犬家の皆さまへ」とのテロップに続き、犬はあくびをしたり、床に落ちた入れ歯をくわえてみたりと、飼い主に起きた事態の深刻さを理解していないかのような、のんきな振る舞いを見せる。そして刃物を手に女性を追いかけるK.の後をついて行き、犯行を終えたと思われるK.が車に乗り込もうとすると、一緒に車に乗ってしまった。かまわずドアを閉めるK.。犬のその後の運命は…。

 愛犬家にとっては、殺人鬼の狂気を目にするより前に動物の悲劇にショックで心が破壊されてしまわないか不安に駆られるかもしれないが、犬の安否に関しては「犬は無事です。」とのテロップが映し出され、安心できる映像となっている。

 新場面写真でも、屋敷に侵入した主人公K.と犬が顔を合わせる冒頭シーンが切り取られている。

 映画『アングスト/不安』は7月3日より全国順次公開。

映画『アングスト/不安』 特別映像<犬だけは無事>

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