齊藤工監督、オムニバス・リモート映画プロジェクト始動! 第一弾に伊藤沙莉、アルピー・酒井ら
俳優の斎藤工が、企画・プロデュース・出演・監督を務めるオムニバス・リモート映画プロジェクト『TOKYO TELEWORK FILM』を始動させ、リモート(遠隔)撮影でクランクインしたことが発表された。併せて、製作に寄せたコメントも到着した。
【写真】齊藤工が監督するオムニバス・リモート映画企画『TOKYO TELEWORK FILM』の「テレワークセッション」の様子
俳優のほか、フィルムメーカー、モノクロ写真家として多方面で活動する斎藤が、“STAY at HOME”をテーマに始動した映画企画『TOKYO TELEWORK FILM』は、ウイルスショックによって生まれ行く「テレワークカルチャー」を記録し続け、連作を時系列に並べるオムニバス映画。
俳優、芸人、ミュージシャン、一般ユーザーまで次々巻き込みながら、「テレワークセッション」(フェーズ1)、「テレワーク会話劇」(フェーズ2)を経て、「短編・長編を想定した製作」(フェーズ3)へと発展させるという3段階で製作を展開し、2020年中の長編公開を目指す。
4月20日に撮影が終了した第一弾「テレワークセッション」(フェーズ1)では、テレビ電話で繋がったキャストが本人として実名で登場。近況実況やゲームなどに興じた短編の制作を重ねた、ジム・ジャームッシュ監督作『コーヒー&シガレッツ』(2003)のテレワーク版とも呼べるようなドキュメンタリー性ある内容に仕上がっている。出演は齊藤のほか、齊藤組にゆかりの深い女優・伊藤沙莉、常連の芸人・大水洋介(ラバーガール)、初参加となる酒井健太(アルコ&ピース)ほか。
第二弾以降(近日撮影予定)は、齊藤が総監督を務めた映画『COMPLY+-ANCE コンプライアンス』(2019)主演の秋山ゆずきほか多彩なゲストが出演を予定している。編集は『MANRIKI』(2019)の監督であり、『COMPLY+-ANCE コンプライアンス』ではプロデューサーと編集を担当した清水康彦。長編映画へと進化する間に、ウェブにて随時公開を予定している。
『TOKYO TELEWORK FILM』第一弾は、4月29日よりプレオープンする、通常興行を目指すオンライン映画館「STAY HOME MINI THEATER powered by mu‐mo Live Theater」にて、休館要請により全国ミニシアターでの上映が中断となった『COMPLY+-ANCE コンプライアンス』との併映でプレミア上映されることが決定。上映後はトークイベント(生配信/収録)も開催され、3日間限定(6回配信)で有料上映する。
斎藤は『TOKYO TELEWORK FILM』製作について「『漁師は漁に出られない時は網を縫う』と言う言葉があります。この“予期せぬ事態”に対し、従順に自主規制をかけながらも、そこから新たな歓びや愉しみを見付ける事はその網の目を密にする事 我々人間の進化に繋がると、割と本気で思っています。(人命・医療・インフラ最優先ですが) 手探りですが、様々な方々とオンラインで繋がり、お力・才能をお借りし、知恵を絞り合い、共に可動域を広げながら、“今(在宅・遠隔)だからこそ出来る事”を発掘、開拓して行きたいと思います。具体的に、悠々と、迅速に。」とコメントを寄せている。
『TOKYO TELEWORK FILM』プレミア上映&『COMPLY+-ANCE コンプライアンス』2本立てオンライン上映+トークイベントは、オンライン映画館「STAY HOME MINI THEATER powered by mu‐mo Live Theater」にて、4月29日~5月1日、1日2回上映(計6回上映)。チケットは1500円(WEBチケット/当日券のみ)。