オダギリジョーが台本を読んで出演志願!『酔うと化け物になる父がつらい』場面写真公開
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女優の松本穂香と俳優の渋川清彦がダブル主演を務める映画『酔うと化け物になる父がつらい』より、食堂の店員役で登場する俳優のオダギリジョーのキャラクター写真とメイキング写真が解禁された。
【写真】映画『酔うと化け物になる父がつらい』でのオダギリジョー撮影の様子
本作はアルコール依存の父に悩まされ、家族が崩壊していく様を描いた菊池真理子の実録コミックエッセイ『酔うと化け物になる父がつらい』(秋田書店)を実写化。父は毎日アルコールに溺れ、母は新興宗教信者という両親のもとに生まれた主人公・田所サキが、酔って化け物となった父の奇行に悩まされ、母の孤独に触れながら、崩壊していく家族の中、がむしゃらに未来を見つけていく姿を描く。サキを松本、父・田所トシフミを渋川が演じる。監督は、映画&ドラマ『ルームロンダリング』でも注目の新鋭・片桐健滋。
普段は無口で小心者なのに、酔うと“化け物”になる父と、新興宗教にハマる母。一風変わった家庭で育った主人公のサキは、“化け物”のおかしな行動に悩まされ、徐々に自分の気持ちにふたをして過ごすようになる。自分とは正反対で明るく活発な妹や学生時代からの親友に支えられ、家族の崩壊を漫画として笑い話に昇華しながらなんとか日々を生きるサキ。そんなある日、アルコールに溺れる父に病気が見つかってしまう―。
今回解禁されたのは、“食堂の店員役”として本作に出演しているオダギリのキャラクター写真とメイキング写真。オダギリは、渋川演じるトシフミと浜野謙太演じる同僚・木下がランチを食べながら話す重要なシーンに登場している。
オダギリと片桐監督は、片桐監督の長編映画デビューとなった『ルームロンダリング』(18)にオダギリが出演して以来、2度目のタッグ。
プライベートでも親交の深いオダギリを“特別な人”と表現する片桐監督は「演じてもらうだけでなく、作品の内容を相談できる数すくない表現者です」と語る。本作の脚本が完成した後、すぐにオダギリに送ったそうで、オダギリはその脚本を地方へ向かう新幹線の中で読み、「泣いちゃいました」「お手伝いできることがあれば」と片桐へメッセージを送ったという。その言葉を受け、今回のキャスティングが実現。片桐は「贅沢なキャスティングをさせていただきました」と振り返った。
映画『酔うと化け物になる父がつらい』は全国公開中。