俳優の小澤征悦、塚地武雅、本上まなみ、福本莉子が27日、都内で開催されたオトナの土ドラ『パパがも一度恋をした』（東海テレビ・フジテレビ系／毎週土曜23時40分）制作発表に出席。6年ぶりに連続ドラマの主演を務める小澤は、本作に取り組むにあたって「真面目に馬鹿をやる」ことをテーマにしていると明かした。

　本作は、 阿部潤による同名マンガ（小学館「ビッグスピリッツコミックス」刊）の映像化。愛する妻・多恵子（本上）を亡くしたショックが原因で、3年間引きこもっていた主人公・山下吾郎（小澤）が、おっさんの姿で現れた多恵子（塚地）や、しっかり者の一人娘・トモ（福本）と過ごす日々を描く。

　小澤は「現場の雰囲気はとてもいいですよ。最高だと言ってもいいと思います。今回、こういう作風なので、基本的に自分たちは、見てくれた方が、ハッピーになってくれればいいなと思って頑張ってて」とコメント。また「自分の中のテーマで、真面目に馬鹿をやるっていうことを考えていまして。塚地さんが笑いのプロですから、そこに胸を借りるつもりで、やらせてもらっている」と言い「あまりにも真面目に馬鹿を考え過ぎて、一日仕事が終わって、家に帰るじゃないですか。そっち側（馬鹿）を使いすぎて、逆に真面目になっているんですよ（笑）」とも明かした。

　一方の塚地は、オファーを受けた時のことを「マネージャーに、どんな役なの？って聞いたら『妻役です』って言われて。何言ってんの？ってところから始まって」と述懐。これまでにも女性の扮装をすることはあったというが、今回は素のビジュアルが映し出されることに触れ「たくさんのスタッフさんも含め、女性の方々の座ってて立ち上がる姿とかっていうのを、見させていただいてて。それの集合体みたいなのを自分でやるというか」と役作りのアプローチを紹介。

　「本上さんの姿もじっと見てます。一挙手一投足」と明かした塚地は、小澤から「本当にその理由で見てるの？」といじられることに。これに「やだ～！」と笑顔を見せた本上は「本当に大変なのは、塚地さんがかわいすぎることで」と塚地の芝居を絶賛し、小澤や福本も「かわいい」と頷いていた。

　オトナの土ドラ『パパがも一度恋をした』は、東海テレビ・フジテレビ系にて2月1日より毎週土曜23時40分放送。