歌手の華原朋美が9日、都内で行われた『DUO presents TGC AUDITION 2020』公開ドラフト会議に出席。芸能界を目指す参加者らへ、自身の過去を顧みつつエールを贈った。

　同会議は、ファッションフェスタ「東京ガールズコレクション」がプロデュースする、令和時代のスターを発掘するガールズオーディションプロジェクト『DUO presents TGC AUDITION 2020』の選択指名制度を導入した公開ドラフト会議。華原は、桜井日奈子、近藤千尋、Niki、野崎萌香、久保田悠来、ねお、トリンドル玲奈とともに特別審査員として出席した。

　ステージに登場した華原は「今日頑張ってオーディションを受ける女の子たちみんなが、今日のことを良い思い出だねって思えるような1日になってほしいなと思います」とコメント。桜井は「この世界に入ったきっかけがオーディションだったので、その当時死にそうなくらい緊張していたことを覚えています。勇姿を見届けたいと思います」と自身の過去を振り返っていた。

　この日は、35名の女性たちが大手プロダクションへの所属契約をかけた最終審査が行われ、ウォーキングや各々の特技を披露。特別審査員の面々は、真剣なまなざしで参加者のパフォーマンスを見守った。

　その後、最終審査を見届けた審査員らは、公開ドラフト会議の場に登場。8名の女性が各審査員から1位指名を受けた。

　華原は「芸能界はそんなに甘いところではないし、良いことばっかりじゃないので、すごく努力が必要なときがたくさん出てくる。その努力を怠らなければ自信を持って前に進めるんじゃないかなと思います」と厳しくも温かいメッセージを贈った。

　さらに「私はオーディションを受けても受けても落ちてばっかりで、『オーディションって一体なんだろう』って思っていたときに、ある方と出会って急に運命が変わったので、落ち続けても運命って変わるときって変わるんだなと思いました」と告白。続けて「そのあとは山あり谷ありっていう感じで（笑）。今はちゃんとかわいい息子もすくすく育ってますし幸せいっぱいです」とぶっちゃけ、笑いを誘っていた。