キネマ旬報ベスト・テン発表、池松壮亮&瀧内公美が主演賞受賞
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俳優の池松壮亮と、女優の瀧内公美が、「2019年第93回キネマ旬報ベスト・テン」にて、それぞれ主演男優賞、主演女優賞を受賞。主演男優賞の池松は「僕も映画屋の端くれですから、キネ旬の賞はやっぱり格別です(笑)」と喜びを見せた。
【写真】R18映画『火口のふたり』フォトギャラリー
池松は、2014年(第88回)に映画『ぼくたちの家族』『海を感じる時』『紙の月』ほかで助演男優賞を受賞して以来の受賞。瀧内は初受賞となる。
『宮本から君へ』で主演男優賞を受賞した池松は「公開まで紆余曲折を経た『宮本から君へ』を信じて、宮本浩という役を演じきったからこそ、うれしい評価をいただけました」とコメント。『火口のふたり』で主演女優賞を受賞した瀧内は「賞をいただけたことは、荒井(晴彦)監督をはじめ、作品を支えてくださったスタッフの皆さん、そして共演者である柄本佑さんのおかげだと心から思います。いろんな世代の方に、この映画が伝わったことが何よりです」と感謝のメッセージを寄せた。
日本映画ベスト・テン第1位は荒井晴彦監督、瀧内主演の『火口のふたり』、外国映画ベスト・テン第1位にはトッド・フィリップス監督、ホアキン・フェニックス主演の『ジョーカー』が選ばれた。
各作品部門の2~10位は、5日発売の「キネマ旬報2月下旬ベスト・テン発表特別号」に掲載される。
「2019年 第93回キネマ旬報ベスト・テン」各受賞者
▼作品
日本映画ベスト・テン第1位『火口のふたり』
外国映画ベスト・テン第1位『ジョーカー』
文化映画ベスト・テン第1位『i‐新聞記者ドキュメント‐』
読者選出日本映画ベスト・テン第1位『半世界』
読者選出外国映画ベスト・テン第1位『ジョーカー』
▼個人
日本映画監督賞 白石和彌『ひとよ』『凪待ち』『麻雀放浪記2020』
日本映画脚本賞 阪本順治『半世界』
外国映画監督賞 トッド・フィリップス『ジョーカー』
主演女優賞 瀧内公美『火口のふたり』
主演男優賞 池松壮亮『宮本から君へ』
助演女優賞 池脇千鶴『半世界』
助演男優賞 成田凌『愛がなんだ』『さよならくちびる』ほか
新人女優賞 関水渚『町田くんの世界』
新人男優賞 鈴鹿央士『蜜蜂と遠雷』『決算!忠臣蔵』
読者選出日本映画監督賞 阪本順治『半世界』
読者選出外国映画監督賞 トッド・フィリップス『ジョーカー』
読者賞 ライムスター宇多丸、三沢和子連載「2018年の森田芳光」
特別賞 和田誠(映画の素晴らしさや愉しさを広く伝え、多くの映画ファンを育てた功績に感謝をこめて)