長澤まさみ、報知映画賞で『セカチュー』を回想「重みにすごくびっくりした」
関連 :
女優の長澤まさみ、アーティストのGACKTらが18日、都内で開催された「第44回報知映画賞」表彰式に登壇。シースルーのドレスで登場した長澤は、かつて『世界の中心で、愛を叫ぶ』で助演女優賞を受賞したことを踏まえ「15年前に助演女優賞でトロフィーをいただいたときも、その重みにすごくびっくりしたのを思い出しました」と感慨深げに語った。
【写真】<報知映画賞>ゲストから花束を受け取る長澤まさみ、GACKTら
『マスカレード・ホテル』『コンフィデンスマンJP ロマンス編』で主演女優賞を受賞した長澤は「両作とも、本当に監督・スタッフの皆さん、キャスト一同、一丸となって、作品作りに取り組んだことによって、この賞をいただけたんだなという風に、皆さんのおかげでいただけた賞だなという風に思っております」と周囲に感謝。
「映画というのは、作るのにとても時間がかかる、大変なものだと思っております。今もこうして、映画の一部になれていること、たくさんの映画に携わらせていただけていることに感謝し、これからも日々努力し、毎日を積み重ねていきたいなという風に思いました。本当にありがとうございました」とも語った。この日は『コンフィデンスマンJP ロマンス編』で共演した小日向文世から、花束の贈呈も行われた。
二階堂ふみとのダブル主演作『翔んで埼玉』に対する特別賞の受賞者として登壇したGACKTは、高校生役について「話をいただいたときに、一番最初に断らせていただきました。最初は『なにを言ってんだ』と…」とこぼしつつ、昔から原作者である魔夜峰央のファンだったと言い「先生からご指名いただいたということで、これはさすがに断れないなと。苦労しながら、高校生を演じさせていただきました」と回想。
「僕の中では、この映画を弁当に例えるなら、(僕は)“いい梅干し”であろうと、そんな気持ちで映画に臨んだんですけど、まさか映画がこういう結果になるとは、おそらく関係者も誰も思わなかったんじゃないのかな」と言い「むしろ、本当に埼玉を敵に回すんじゃないかと、そう思っていた関係者もいるんじゃないかなと思います。それが、武内監督の力量と、多くの素晴らしい演者の方々、すべてのスタッフの力で、本当にいい作品になりました。僕も梅干しとして、少しは役に立てたのかなと、そう思っています」と続けていた。
この日は受賞者のほか、花束贈呈ゲストとして松岡茉優、山崎賢人、深川麻衣、醍醐虎汰朗、森七菜らが出席した。
「第44回報知映画賞」の受賞作・受賞者は以下の通り。
■作品賞・邦画部門:『蜜蜂と遠雷』(監督:石川慶 配給:東宝)
■作品賞・海外部門:『ジョーカー』(監督:トッド・フィリップス 配給:ワーナーブラザース映画)
■アニメ作品賞:『天気の子』(監督:新海誠 配給:東宝)
■主演男優賞:中井貴一(『記憶にございません!』の演技に対して)
■主演女優賞:長澤まさみ(『マスカレード・ホテル』『コンフィデンスマンJP ロマンス編』の演技に対して)
■助演男優賞:成田凌(『チワワちゃん』『愛がなんだ』『さよならくちびる』の演技に対して)
■助演女優賞:小松菜奈(『来る』『閉鎖病棟―それぞれの朝―』の演技に対して)
■監督賞:佐藤信介(『キングダム』の演出に対して)
■新人賞:鈴鹿央士(『蜜蜂と遠雷』の演技に対して)
■新人賞:玉城ティナ(『Diner ダイナー』『惡の華』の演技に対して)
■特別賞:『翔んで埼玉』(社会現象化した稀有な作品。監督:武内英樹 配給:東映)