高倉健主演『居酒屋兆治』がリバイバル 遠藤憲一&井川遥で大人の恋描く
1983年に故・高倉健さん主演で映画化された『居酒屋兆治』が、遠藤憲一主演でドラマ化され、NHK BSプレミアムにて3月28日21時に放送されることが決まった。
【写真】“兆治”役を演じる遠藤憲一
作家・山口瞳の小説を原作とする本作は、居酒屋の無口な店主と運命の女性との切ない大人のラブストーリー。過去の名作を新たによみがえらせるリバイバルドラマシリーズの一作として放送される。主人公の「兆治」役を遠藤が務めるほか、井川遥、渡辺いっけい、西村まさ彦、石橋蓮司、真矢ミキらが共演する。
小さな居酒屋「兆治」を妻・茂子(真矢)と営む藤野伝吉(遠藤)は、客からは店名の通り「兆治」と呼ばれている。無口で無骨な男だが、店はまあまあ繁盛している。常連には幼なじみの岩下や、酒癖の悪い河原などがいる。ある日、「兆治」を初恋の人・さよ(井川)が突如訪れ、「あなたのせいだからね」と一言残して姿を消す。実はさよは自宅に放火した疑いをかけられたまま失踪していた。30年近く会うことのなかった兆治を忘れかねていたのか…。
そんな兆治を温かく見守る茂子。やがて、常連客・秋本の妻の急死を河原が揶揄したことをきっかけに、兆治は河原に手を出してしまい重傷を負わせ、逮捕される。取り調べでは、河原ではなく、執拗にさよのことを追及される。一方、行方の知れなかったさよは、そんな騒動も知らずに茂子が留守を守る店に再び現われる。ようやく放免され、日常を取り戻した兆治に突如届いたのは、意外な知らせだった…。
兆治役の遠藤は「一度はお会いしてみたかった高倉健さん。その健さんが演じた居酒屋兆治の兆治役を自分が演じさせていただける日が来るとは思いませんでした。健さんとはまた違う居酒屋兆治になると思いますが、豪華で個性的な共演者のみなさん、スタッフのみなさんと力を合わせて新しい居酒屋兆治を作り上げたいと思います」とコメントしている。
リバイバルドラマ『居酒屋兆治』は、NHK BSプレミアムにて3月28日21時放送。