NHK連続テレビ小説『スカーレット』（NHK総合／毎週月～土曜8時ほか）第9週「火まつりの誓い」では、信楽を去る決意を固める深野心仙（イッセー尾形）の姿に、喜美子（戸田恵梨香）の気持ちも揺れる。

　喜美子（戸田）は、八郎（松下洸平）が持っていたという深野（イッセー）の絵を想像して描いてみる。そして、2人の距離は少しずつ近づいていく。

　そんな中、丸熊陶業の社長が急死し、照子（大島優子）の夫が若社長となる。絵付け火鉢の生産は縮小される可能性が高まり、深野は信楽を去る決意を固める。

　一方、百合子（福田麻由子）の進学問題が持ち上がり、川原家は相変わらずの貧しさであることを喜美子は思い知る。

　ある日喜美子は、深野が信楽を去ったのちに、自らより若い弟子について修業の道に入ろうとしていることを八郎に聞かされる。衝撃を受けたものの、深野への尊敬の念はいっそう高まり、自分は残るべきかついていくべきか、喜美子の気持ちは揺れ、常治（北村一輝）とマツ（富田靖子）はそんな喜美子を心配する。

　そんな中、火まつりの夜を迎え、大きなたいまつを担いで歩く喜美子。女性での参加者は珍しかったが、八郎と一緒にしっかりと神社にお参りをすませる。そして、深野がいなくなった後も一人前の絵付け師として仕事を続けようと決意した喜美子は、感謝の思いですがすがしく深野と別れる。

　そしてある日、八郎の商品開発室を訪ねた喜美子は意外な姿を目にする…。

　連続テレビ小説『スカーレット』はNHK総合テレビにて毎週月曜～土曜8時放送。