ザック・エフロンが驚異のシンクロ率で挑む殺人鬼役『テッド・バンディ』見比べスチール解禁
俳優のザック・エフロンが実在の殺人鬼を演じる映画『テッド・バンディ』より、世界一凶悪な“シリアル・キラー”と彼を演じるザックの驚異のシンクロ率を示す比較画像が公開された。
【写真】ザック・エフロンが実在の殺人鬼を完コピ! 見比べスチール(3枚)
1970年代の米国で30人以上の女性を惨殺したとされるテッド・バンディは、IQ160の頭脳と美しい容姿で司法やメディアを手玉に取り、“シリアル・キラー”の語源になった。本作では、そんな殺人犯の裏側へと迫ると共に、テッドの長年の恋人の視点を通して彼の善人としての姿を描き、観客を予測不可能な迷宮に誘い込んでいく。
1969年、ワシントン州シアトル。テッド・バンディ(ザック)とシングルマザーのリズ(リリー・コリンズ)は、あるバーで恋に落ち、リズの幼い娘モリーと3人で幸福を絵に描いたような家庭生活を築いていく。しかしその運命は一変。テッドはマレーで起きた誘拐未遂の容疑で逮捕されてしまう。その前年にも女性の誘拐事件が起きており、目撃された犯人らしき男の車はテッドの愛車と同じ車種。公表された似顔絵もテッドによく似ていた。突然の事態に混乱するリズ。テッドはすべて全くの誤解だと説明するが、次第に幾つもの事件の真相が明らかになっていき…。
このたび解禁されたのは、世界一凶悪な殺人犯テッド・バンディの本人写真と、テッドに扮したザックの写真を並べて比較した画像。それを見ると、髪型や手振り身振りだけでなく、口のすぼめ方や視線の投げ方まで、ほぼ一致していると言えるような再現率となっている。
今まで主に学園ミュージカルやコメディーに出演してきたザックは、この極めて邪悪なシリアルキラーを演じることに葛藤があったという。「実家に帰った時、仕事について母に聞かれ、『殺人鬼を演じるかもしれない』と言ってテッド・バンディの名前を出したら、振り返って僕を凝視してきたんだ。そこには恐怖が感じられた。明らかに動揺していたね。母はテッド・バンディの裁判をリアルタイムで見てきて、それだけショッキングな事件だったのさ」とザック。「僕も最初は正直迷ったよ。殺人鬼を美化したくなかったからだ」と明かす。
その上でザックは「今でもこの作品はバンディを美化していると感じている人も多いようだが、僕という役者が彼を演じることによって、新たな見方ができたのではないかと信じている」と語っている。
映画『テッド・バンディ』は12月20日より全国公開。