『ターミネーター』最凶の新型・REV‐9俳優、トム・クルーズの演技を参考にしていた
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映画『ターミネーター』シリーズ最新作『ターミネーター:ニュー・フェイト』に登場する新型ターミネーター・REV‐9のコンセプトになったのが、映画『コラテラル』(2004)でのトム・クルーズであることを、演じるガブリエル・ルナが明かした。
【写真】REV‐9役のガブリエル・ルナ&シュワちゃんの2ショットほか、コミコンの様子
1984年に第1作がジェームズ・キャメロンの監督・脚本で製作され、その後のシリーズ累計の全世界興行収入が1998億円以上を記録する『ターミネーター』。本作では、シリーズ最大のヒット作『ターミネーター2』(日本興行収入95億円)以降、シリーズへの直接的な関与がなかったキャメロンが製作に復帰。監督はティム・ミラーが務める。
REV‐9は、1作目のT‐800型や2作目に登場するT‐1000型をさらに進化させた最新型。T‐1000より受け継いだとおぼしき液体金属の特性を生かすことにより、あらゆる攻撃を無力化し、さらには2体に分裂までして襲い来る。その耐久性と攻撃力は、これまでのターミネーターをはるかにしのぐ悪魔のような戦闘マシーンだ。
REV‐9を演じたガブリエルは「僕がはじめてREV‐9のオーディションに行った時、『コラテラル』でトム・クルーズが演じた暗殺者を演じたんだ。トムはあの作品でとても魅力的な暗殺者ヴィンセントを演じた。ジェイミー・フォックス演じる運転手マックスと彼の物語を観た時、“そうだ、このキャラクターのDNAを取り入れよう!機械のマスクをかぶるのではなく、REV‐9に人間の特徴を持たせるんだ!!”と思ったんだ」と語っている。
ミラー監督は、オーディションでこのガブリエルの演技を間近で見た感想を「どうやってあのように演じられるのかが僕には分からないよ。目の前で感覚がマヒしたようになる…。普通に話していたと思ったら、突然彼は…“悪いな”といって相手の喉にナイフをあてるんだ。僕は感覚を失った感じになったよ…」と語り、既に“暗殺マシーン”として完成されていたガブリエルの圧倒的な演技を振り返る。
ガブリエルは海外ドラマ『エージェント・オブ・シールド4』にゴーストライダーことロビー・レイエス役で出演した注目株。ガブリエルのインスタグラムには、キュートな笑顔でほほ笑む写真があふれており、そんな彼が冷酷無常なターミネーターを演じるとは少々意外。本作でT‐800を演じたアーノルド・シュワルツェネッガーは「撮影現場での彼からは、『ターミネーター2』でT‐1000を演じたロバート・パトリックのことをよく思い出していたよ」と語り、ガブリエルにT‐1000の面影を感じていたことを明かしている。
映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』は11月8日より全国公開。