斎藤工&リリー・フランキーらが『マチネの終わりに』へ想いを寄せる…コメント到着
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現在公開中の福山雅治主演、石田ゆり子共演の映画『マチネの終わりに』より、本作を鑑賞した斎藤工、リリー・フランキーら著名人の想いのこもったコメントが到着した。
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本作は、芥川賞作家の平野啓一郎が2016年に刊行し、50万部を突破した同名小説を映画化したラブストーリー。日本・パリ・ニューヨークを舞台に、クラシック・ギタリストと海外通信社所属の女性ジャーナリストが織りなす切なくも美しい恋をつづっていく。
出演は福山、石田のほか、伊勢谷友介、桜井ユキ、木南晴夏、風吹ジュン、板谷由夏、古谷一行らが脇を固める。監督は映画『容疑者Xの献身』『真夏の方程式』『昼顔』の西谷弘、脚本は『昼顔』の井上由美子。
この度本作への想いあふれるコメントを寄せたのは、西谷監督の映画『昼顔』(2017)に出演し、福山がレギュラー出演するラジオ番組「地底人ラジオ」にもゲスト出演したことがある斎藤工や、映画『そして父になる』『SCOOP!』などで福山と共演し、公私ともに親交のあるリリー・フランキー。さらに、タレントのYOU、国際政治学者の三浦瑠麗、日本文学研究者のロバート キャンベルから珠玉のメッセージが届いた。
コメント一覧
■斎藤工(俳優・映画監督)
フィルムで丁寧に切り撮られた
息を呑むほど美しい瞬間が連続していて
呼吸が整った
まるで美術空間の中に浸っている様な感覚
人間社会の表層的なモノの奥にある脆さ故の美しさやビターな温もり
この作品を観た後の自分は 少し大人の階段を登っている
■リリー・フランキー(俳優)
人が百年生きるのだとしたら、妥協と惰性で
生きる百年は、ただ、ただ長い。
「想い」を抱き、ロマンチストと笑われようとも
思い続ける人生は、百年が一瞬に瞬き、
きらめく。
これほど美しく、その瞬間を切り取った
映画は他にはない。
■YOU(タレント)
生かされていると 感じられることや
この人だと 想えることが
日常の暮らしにあることで
昨日より 優しく強くなれる気がしました
■三浦瑠麗(国際政治学者)
私たちは何が欲しくて生きていくのだろう。
相手に求めるものは理解か、献身か、それとも自分を強く求めてくれること、そのものなのか。
この愛は、生きること、「私」を取り戻すこと。
マチネの終わりにヒロインが見せる笑顔に泣きたくなるほどすべてがつまっている。
■ロバート キャンベル(日本文学研究者)
人生半ばにして揺らぎだす自信も、歳月の上に爪先立つ欲望も、繊細に美しく描き出されている。
影が差す静かでもどかしい佇まいの石田ゆり子扮する小峰洋子から、一瞬も目が離せなかった。
時間が止まったようで、見終わった今でも音楽が甘く切なく流れ続けている。
映画『マチネの終わりに』は公開中。