『最強のふたり』ハリウッドリメイク版、日本公開決定&予告解禁
フランス映画『最強のふたり』のハリウッドリメイク版となる映画『THE UPSIDE』が、邦題を『THE UPSIDE/最強のふたり』として12月20日より公開されることが決定。併せて、予告編と日本版ポスターが解禁された。
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『最強のふたり』は、首から下が麻痺した大富豪の中年男と、その介護人となったスラム出身の青年が、互いの境遇の違いを乗り越えて真の友情を育んでいく姿をユーモアを絡めて描いた、実話に基づく作品。フランスで2011年の興行収入ナンバーワンを獲得し、ヨーロッパ各国、そして日本でも大ヒットを記録した。
それから8年後にハリウッドでリメイクされた本作は、今年1月に全米で公開されると初登場1位にランクイン。その後7週連続でトップ10入りを果たし、オリジナル版の200倍となるオープニング成績を上げた。すべてが真逆の2人のギャップに笑い、友情が涙を誘う感動ストーリーはそのまま、2人が互いに影響を与えることでたどり着く“人生のアップサイド”とは何かを描き、オリジナル版とは異なる感動のエンディングが待ち受ける。
スラム街出身の主人公デルに扮するのは、コメディアンとして高い人気を誇り、映画『ペット』シリーズや『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』などで俳優としても活躍するケヴィン・ハート。全身麻痺の大富豪フィリップには、テレビドラマ『ブレイキング・バッド』で人気を獲得し、映画『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたブライアン・クランストン。さらに、オスカー女優のニコール・キッドマンもフィリップの秘書・イヴォンヌ役でアンサンブルに加わる。
スラム街出身で無職、妻と息子にも見放されたデルは、ハンディキャップを持つ大富豪フィリップの介護人として働くことに。秘書のイヴォンヌをはじめ周囲は、キャリアも教養もなくお調子者のデルに反対する。だが、お互いに一人の人間として接し、刺激し合う2人は忘れていた充実した日々に満たされていく。しかしフィリップの心には、誰にも言えない秘密があった。そんなある日、2人を揺るがす出来事が起きてしまい…。
予告編は、お調子者だがまっすぐな性格のデルと、人生を諦めかけているフィリップが次第に絆を深めていく様子が描かれたもの。「他人の手によって生かされる人生は辛すぎるんだ」と心情を吐露するフィリップに、「俺に任せとけ」と告げるデル。フランス版のオマール・シーとフランソワ・クリュゼのコンビと同様に、ケヴィンとブライアンが相性抜群のバディ感をにじませ、劇中で流れるアレサ・フランクリンの名曲「Think」が、ハリウッドならではの底抜けに明るいエンターテイメント性を感じさせる映像となっている。
日本版ポスターは、2人が電動車椅子で街を走り抜ける、オリジナル版でもおなじみの名シーンが切り取られたものとなっている。
映画『THE UPSIDE/最強のふたり』は12月20日より全国公開。