2役演じたウィル・スミス、菅野美穂の質問に「本当に奇妙な感じだった」と回答
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俳優のウィル・スミスが17日、都内で開催された主演映画『ジェミニマン』のジャパンプレミアに出席。日本語吹き替え版で声優を務めた女優の菅野美穂からの質問に答える一幕があった。
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本作は、『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』のアン・リーが監督、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズを手掛けたジェリー・ブラッカイマーが製作を手がけた近未来アクションエンターテインメント。引退を決心した伝説的スナイパー・ヘンリー(ウィル)が、政府を巻き込む巨大な陰謀に立ち向かう様を描く。イベントにはウィルと菅野のほか、アン監督、ジェリー、吹き替えを務めた江原正士、山寺宏一も登壇した。
舞台挨拶では、盛大な歓声を受け「皆さん、こんばんは」と日本語で挨拶したウィル。前回の『アラジン』以来、10回目の来日となるが、「毎回、毎回もっともっと楽しくなってる」とご機嫌な表情。
今回、ウィルはヘンリーとヘンリーが23歳の頃のクローン・ジュニアという2役を演じたが、「非常に面白い体験をした」と振り返り、「今は歳と共に経験を積んで、知識もあって。それが体の中に蓄積されて、細胞や目に現れる。だから、ジュニアを演じるにあたって、彼の純粋さ、無邪気さを出すのが一番大変でした」と打ち明けた。
菅野は今回、ウィルらとの対面について「光栄です。ありがとうございます」と満面の笑み。本作の映像を見たときのことを「初めての体験でした」と振り返り、「ウィルを見てるけど、ウィルと演技しているウィルも見てるという。こういうことができる時代になったんだと感心しました。監督がこの映像を思い浮かんだこと、それが現実になることは本当にすごい。今までになかった映画」と興奮気味に語った。
またトークでは、菅野からウィルに「共演相手が自分自身なのは、どのような心持ちでしたか?」という質問も。劇中ではデジタル技術でウィルの若い体が再現されたが、ウィルは「本当に奇妙な感じだった」と答え、「初めてジュニアを見たとき、ものすごく美しいショックを受けたんです。自分自身だけど、こんなことやってないって思うような、そんな素晴らしい体験で。監督は、映画という美術を未来に向けて発射してると思います」と笑顔で明かしていた。
映画『ジェミニマン』は、10月25日より全国公開。