横浜流星、失くしたものは「いきがっていた自分」
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俳優の横浜流星が6日、都内で行われた映画『いなくなれ、群青』初日舞台挨拶に出席。自身が失くしたものは「いきがっていた自分」であると告白した。
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河野裕による同名の青春ファンタジー小説を映像化した同作。悲観的な高校1年生の主人公・七草(横浜)が、小学4年から中学2年まで一緒に過ごしていた少女・真辺(飯豊まりえ)と再会したことを機に、島の謎や連続落書き事件に巻き込まれていく姿を活写する。
イベントには主演の横浜のほか、飯豊まりえ、矢作穂香、松岡広大、松本妃代、中村里帆、柳明菜監督も出席した。
横浜は「原作がとても難しい世界観なので、言葉とかセリフをどう表現したらいいのか、実写化は高い壁でした」と撮影を回顧。一方、飯豊は「本当に素敵な作品にしたいという想いが強い分、監督に粘ってもらって。自分も納得のいくような、自信をもって届けられる作品になったなと思っています」と振り返った。
同作の「失くしたものを見つけなければならない」という設定にちなみ、各々が失くしたものを告白する場面では、劇中で使用されるというダイヤル式のピンク電話がステージに登場。飯豊の「こういうの使ったことない!」とのリアクションに横浜が「現代っ子だね」と反応すると、飯豊は「ひとつしか変わんないよ!」と反論していた。
そんな中、飯豊は受話器を手に取り「童心を失くしました」と告白。その真意について「小学校の時とかにおまじないが好きだったんです。消しゴムに好きな人の名前を書いて、誰にも見せないで使い切ると両思いになるっていう。そういうことも忘れて大人になってしまったな。またおまじない使います」と明かした。
一方横浜は、「横浜流星が失くしたものを知っています。『いきがっていた自分』です」と吐露。さらに「中学・高校はちょっとヤンチャして、いきがっていたんです。このお仕事を始めて今の自分になったんですけど、今振り返ると、あの頃の自分輝いていたなと思う瞬間があって。あの時があったから今の自分がいます。いきがっていた自分も受け入れて前に進んでいこうと、どんな自分も受け入れようと、この作品を観て思いました」と作品のアピールも交えながら語り、会場を盛り上げた。