三浦貴大&成海璃子、ホラーコメディ『ゴーストマスター』出演
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俳優の三浦貴大と女優の成海璃子がダブル主演を務める映画『ゴーストマスター』が今冬に公開されることが決定。超ティザービジュアルが公開された。
【写真】『ゴーストマスター』超ティザービジュアル
本作は、志の低い低予算映画の過酷な製作現場でこき使われた助監督の不満が爆発し、ついには悪霊を呼び寄せてしまうというホラーコメディ作品。本作の企画で「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM」の準グランプリを受賞した新星ヤング・ポール監督の長編デビュー作となる。映画『東京喰種 トーキョーグール』の楠野一郎が脚本を務め、『ミュージアム』『貞子vs伽椰子』の百武朋が特殊造形を担当している。
三浦は監督やスタッフから怒号や罵声を浴びせられながらも懸命に撮影現場を右往左往する主人公の助監督・黒沢明役、成海は黒沢が憧れる女優・渡良瀬真奈役をそれぞれ演じる。
流行りものを低予算で作って儲けようという安易な発想と低い志で製作されることになった、とある“壁ドン”映画の撮影現場。ところが主演俳優が“壁ドン”について悩み始め、撮影がストップしてしまう。殴る蹴るのパワハラも日常茶飯事、24時間稼働当たり前の過酷な現場で、事態の収拾を押しつけられたのは、こき使われるペーペーの助監督・黒沢明(三浦)だった。断れない性格が災いして要領の悪い黒沢は、B級ホラーを愛する気弱な映画オタク青年。唯一心の支えとしていたいつか監督になる夢も無残に打ち砕かれ、黒沢のうっ積した不満はついには悪霊を呼び寄せ、監督デビューのために書き温めていたこん身の脚本「ゴーストマスター」に憑依してしまう。
ポール監督は「この映画は、沈下し続ける日本映画界の片隅で実際に我々スタッフ・キャストが映画『ゴーストマスター』と戦った血の記録であり、同じく熾烈な環境に身を置く主人公・黒沢明の青春の光と陰、そして映画への愛と憎しみの物語である」と強調する。
三浦は「黒沢というキャラクターは、熱い想いと才能・技量のなさのギャップに苦しんでいます。そこが自分の10代から20代前半の頃となにかリンクする部分もあり、感情移入しやすかった気がします」とコメント。成海は「猛暑の中、山奥にある廃校での撮影はとにかく過酷でした。現場は特殊メイク祭り、個性的なキャラクターばかりで、笑いの絶えない現場でした。なにがなんだか分からないけど、映画愛に溢れた熱い作品です!」と語っている。
本作は4月9日から開催の2019年ブリュッセル・ファンタスティック国際映画祭に正式出品されることが決まっており、同映画祭での上映がワールドプレミアとなる。
映画『ゴーストマスター』は今冬に全国順次公開。