古田新太、7月期はヤクザに変身 『Iターン』でムロツヨシを舎弟に
関連 :
俳優のムロツヨシが主演を務め、7月にスタートするドラマ『Iターン』(テレビ東京系/毎週金曜24時12分)に、もう1人の主演として俳優の古田新太が出演することが発表された。主人公のサラリーマン・狛江(ムロ)を無理やり舎弟にして振り回すヤクザの組長・岩切猛役を演じる。
【写真】古田新太&ムロツヨシがそろい踏み!『Iターン』場面写真
本作は、『侠飯』『すじぼり』などの作品で知られる福澤徹三の同名小説を、『下衆の愛』『獣道』などを手掛けた映画監督・内田英治が全話の脚本・監督を務めて実写ドラマ化。左遷先の“修羅の街”で対立する二大ヤクザににらまれ、不幸の無限ループに陥る中年サラリーマンを、テレビ東京のドラマには初主演となるムロが演じる。
中堅広告代理店・宣告社に勤める狛江光雄(ムロ)は45歳にして、左遷同然の人事で、妻と娘を東京に残し、ヤクザが牛耳る“修羅の街”へ単身赴任することに。社員2名の貧弱支店の支店長になった狛江は「業績アップしなければ即閉鎖・即解雇!」と無理難題を押し付けられ、懸命に売り上げアップを図る。そんな中、狛江が制作を担当したチラシにとんでもないミスが見つかり、怒り心頭の依頼主は「竜崎組」というヤクザの会社だったことが分かる。追い打ちをかけるように、阿修羅市を牛耳る「岩切組」の組長・岩切猛(古田)も怒鳴り込んでくる。
古田が演じる岩切は、人情に厚く仲間を絶対に裏切らない一方、裏切り者には容赦がない昔かたぎのヤクザの親分。役どころについて古田も「今の時代ではちょっとコンプラ的にダメな人かなと思います」と苦笑する。
狛江は仕事で起こしたミスがきっかけで、無理やり岩切の舎弟にされ、サラリーマンとヤクザの二重生活を始めることになる。岩切組での仕事は、狛江には戸惑いばかり。ケツ持ちしている店でトラブルが起きたら駆けつけなければならないし、殴られたり、2階から逆さ吊りにされたりすることも。そんな日々を過ごすうち、いつの間にやら狛江と岩切の間にはバディのような空気感が…。
古田はムロについて、「いくらいじめられる役をやってもお客さんに笑われるというすごくいい才能を持っています」と評する。ムロからも古田に対し、殴るシーンではフリでなく本気でやってほしいと頼んだという。古田は「殴ってほしそうにしているからオイラは普通に殴っています(笑)。それがかわいそうにみえると残念ですけど、ムロの場合はおもしろい」と話している。
ドラマ24『Iターン』は、テレビ東京系にて7月より毎週金曜24時12分放送。