岸部一徳&加瀬亮出演『鈴木家の嘘』90秒予告解禁
関連 :
第31回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門出品作で、俳優の岸部一徳と加瀬亮が出演する『鈴木家の嘘』より、90秒の予告編が解禁となった。公開された映像では、長男の死をきっかけに生まれた嘘によって家族が混乱・再生していくさまが明るくユーモラスに描かれている。
【写真】映画『鈴木家の嘘』出演者フォトギャラリー
本作は、映画『恋人たち』『舟を編む』『セトウツミ』で助監督を務めてきた野尻克己の劇場映画初監督デビュー作。突然の息子の死によって巻き起こる家族の混乱と再生を、ユーモアを交えて温かく描く。
鈴木家の長男・浩一の突然の死に、母はショックのあまり記憶を失ってしまう。そんな母に対し、父と長女は「浩一は海外に行った」と一世一代の嘘をつく。引きこもりだった浩一が家を出て、世界に飛び出したのだと信じる母の笑顔を守るべく、奮闘する父と娘だったが…。
鈴木家の父・幸男を岸部一徳、母・悠子を原日出子が演じ、引きこもりの長男・浩一を加瀬亮、長女・富美を映画『菊とギロチン』でヒロインを務めた木竜麻生が務めている。そのほか、岸本加世子や大森南朋らベテラン俳優陣が、個性的なキャラクターの親族を演じる。
予告編では、浩一の突然の死にショックを受けて倒れた母・悠子が病院で目覚める場面から始まる。記憶を失った母から「浩一は?」と聞かれた長女・富美はとっさに「お兄ちゃん、引きこもり辞めてアルゼンチンで働いてる!」と嘘をつき、家族全員がその嘘に巻き込まれていく。やがて嘘をつき続けるうちに、それぞれが胸の中に秘めていた想いがあふれていく姿が映し出される。また、本作で映画音楽も手がけた明星/Akeboshiによる主題歌「点と線」の優しい歌声が、映像に彩りを添えている。
また、予告編と同時に公開されたティザーポスターとメイン写真には、鈴木家の家族全員が食卓にそろった姿が映し出されている。
映画『鈴木家の嘘』は11月16日より全国公開。